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電気羊SUZUME LAURANTの完璧に幸福なNULL生活 #86

対象:eve onlineを始めようか迷っている人・初心者・null未経験者
効能:eve onlineを始めたくなる。nullCorpに入社したくなる。※効果には個人差があります
使用上の注意:艦隊行動時は大抵密集かつ密接状態です。

わたしは Suzume Laurant 。たたかいはろくにやりませんが ぶろぐがかけます。

いや、CTAにはちゃんと出てます。自発的なPvPを録にやらないだけで。
別にPvPが嫌いなわけじゃないんですけどね、他にやりたいことがいろいろあるとね……

最近のアップデートで、また面白い感じの変更がありました。

ハードナーによる属性防御力の微調整とか名称変更とか色々あるんですが、目玉はプレイヤー所有ストラクチャの破壊システムの変更です。

基本的にストラクチャというのは、ダメージを与えてもある程度の区切りの所で一旦は無敵状態になり、防衛側が設定していた時間に続きの戦闘をすることになる(そこで守り切れれば完全回復)というシステムでした。
しかし、クローン施設やマーケットなどの『サービスモジュール』が7日間以上一つも有効化されていない放置ストラクチャの場合、全く無敵時間無しで一気に破壊することが可能になりました。

さらに、こうした『放棄された』ストラクチャは、破壊された場合もアセットセーフティ(※この場合、ストラクチャ内にあったものが自動でNPCステーションに転送されること)が働きません。
いつロスするか分からないとなれば、そこに資産を置いておくわけにはいかないわけで……まあ使えませんな。

適当に置いたストラクチャに燃料も突っ込まず使い続けるというのは、これで基本不可能になります。
領土内のストラクチャならちゃんと燃料入れて使えよみたいな話でもありますが、他に、戦争中に敵陣に大量のストラクチャ(大抵は値段が安いライタル……最下級の生産系ストラクチャ)を投下して前線の使い捨て拠点にするor相手に撤去の手間を掛けさせて疲弊させる『ストラクチャスパム』がやりにくくなりましたかね。
まあそれはそれでちゃんと燃料を入れてサービスモジュールを起動すればいいわけですが。手間とコストは増えるかな。

ひとまず掃除が楽になりますねこれ。
うちの領土の辺りとか、以前はDEADコアリションの仲間で今は他所へ行った人らが残したストラクチャとか、まだ残ってたりするので。
そういうのを掃除するとき、二度手間を回避してこっちの好きな時間に動けるというのはありがたい!
旧システムだと、そういうストラクチャを放っておくと敵性プレイヤーが侵入したときに止まり木にされてしまったりしたのですが、今回の変更でいつでも破壊可能になった上に、放棄ストラクチャは『テザー』(※係留。入港権限があるストラクチャの周囲では戦闘行動を取らない限り無敵&徐々に回復状態になる)効果も無くなるのでいろいろ楽になりました。
またアセットセーフ無効のお陰で、ぶっ壊したストラクチャから大量のアイテムがドロップしたりも。
しばらくは宇宙規模でストラクチャのお掃除が流行るんじゃないでしょうか。

あともう一つ。

AgencyCard_1024x476.png

Triglavian Invasionイベントのチャプター3なるものがハイセクやローセクでは展開されています。
そう言えばチャプター1とか2はブログで取り上げていなかった気がする……
フィラメントによってジャンプしなければ入れないはずだった異次元的宇宙空間に居住している、三角形大好きな三角団の皆さんがハイセク・ローセクに遊びに来るというイベントです。

チャプター3(彼らにとっては神聖な数字だ)においては、NPCの四帝国が創設したアンタイ三角団組織『EDENCOM』と三角団の戦いが繰り広げられプレイヤーはどっちかに加担して報酬を得ていきます。
二者の戦闘が発生しているシステムでは、三角団が出てくる戦闘サイトとEDENCOMが出てくる戦闘サイトがあり、泣いたり笑ったりできなくしてやりたい奴らの方のサイトに乗り込んで破壊の限りを尽くすのです。
どちらの方が多く倒されたかによって星系の状態が変動し、三角団が優勢な星系では、なんと驚くべき事にセキュリティステータスが低下してハイセクがローセクにもなるということになり、さらに何か起こるとか何とか……?

なんかどうも(そっちの報酬の方が美味しいから?)EDENCOM側で参加するプレイヤーの方が多いんですが、ここで三角団派のプレイヤーが目を付けたのは、アマー帝国に存在するララボスというシステムです。

三角団派のプレイヤーがララボスに集い、システム内のEDENCOMサイトを集中攻撃。星系の侵略状況ゲージは三角団優勢に傾き、セキュリティステータスは低下、恒星も不気味に染まりました。
一種の祭りと化してローセクpvperどもも引き寄せたララボスは魔境状態です。
この、面白そうな所があればとりあえず乗り込んでいくプレイヤー達の気質こそがeveなのかも知れません、サンドボックスゲームですしね。

初心者及びHi-Secの皆さんをnullへ誘う初心者シリーズ記事の目次はこちらから。シリーズまとめ読みはこちらをどうぞ。

今回は一兵卒目線からの北部戦争の振り返りです。

戦争序盤

これは戦争初期のちょっと大きめのエントーシス戦

まあ戦争全体の流れに関してはこないだのインタビュー記事で補完してくださるものと考えて、少々雑に間をすっ飛ばして語っていきます。

戦争がまだ本格的に始まるよりも前のことですが、私が感じてたのは「なんかPanfamのローミングが盛んだなー」くらいでした。
それからほどなくして、Tenalの入り口辺りのシステムでエントーシス戦が発生したり建物が撃たれるようになっていきます。
とは言え、最初期の攻撃はぶっちゃけぬるかったです。頻度も、それを仕掛けてくるときの人数も。
ストラクチャ撃つときとか、ステボン(※Stealth Bomber。ボムという特殊兵装と、対大型火力に優れたトルピードを使える小型の隠密艦)数隻だけでやりに来たりして、こっちは対小型に向いた船適当に出すだけで追い払えたり。

正直、あんまし緊張感無かったと言えば無かったですねこの頃は。と言うか拍子抜けしてたと言うべきでしょうか。
未プレイの方やヌル情勢をよく知らない方に解説しておきますと、Panfam……特にNC.とPLはとにかく精鋭でキャピタルの使い方も巧いフリート戦エリート集団というイメージがありまして、もし戦争になれば1ヶ月くらいでコテンパンにされるんじゃないかと割とみんな思っていたので。
それがどうにか戦えていたので、まあなんとかなるんじゃないかと思ってたりしました。

戦争中盤-1

味方のスーパーキャピタルフリート。私のスーパーキャリアが混じっています

Tenal中部にPanfamが進出してくるかどうか? って辺りのタイミングを便宜上中盤と言います。
例によって、防衛戦はこっちの人数が集まる時間帯なのでまあ大体勝ててはいたんですが、いつもいつも人数が集まるとは限らず、前線の建物が塵になったり徐々にシステムを取られたりとしていた時期です。

ジャンプゲートを殴る敵の空母フリート

この頃Panfamは頻繁にキャピタル(スーパーキャピタルを含む)を出していました。
ただし、日本時間だと昼前くらいの時間帯に。
目的はストラクチャ撃ちです。シールドだけはいつでも削れるので、キャピタル艦を出して効率的にシールドロスト状態を作り出していたわけですね。
インタビュー記事でも触れられていますがDEADは本当にAUTZ特化の集団だったので、この時間帯はろくに数が揃いません。そりゃー迎撃される心配が無いならキャピタルだってどんどこ出せますわ。(とは言え、向こうも全くの無警戒ではなく、ちゃんと迎撃対策はしてたようですが)

さすがにこんなのは昼閒に居合わせたメンバーだけで軽く出ていくというわけにはいかないので、基本されるがままです。
まあ強いていうならストラクチャ撃ってる敵空母の戦闘機をストラクチャの反撃で撃ち落としてみるくらい?

しかしシールドを削られても、その後のアーマータイマー戦はこっちが有利な時間帯になるので、そうそうストラクチャが落ちることはありませんでした。
ストラクチャの防衛をさせてる間に他所の戦いを優位に進めるためというのが目的なのか、それともあわよくばストラクチャを破壊する気だったのか、あっちこっちのストラクチャ撃ってる割にイマイチぼんやりしてた気もしたり。
正直、雑にキャピタル出せる環境なので雑に舐めプされていた感もあります。

一応、システムの領有権をかけたエントーシス戦でキャピタルが出てキャピタルファイトになることもまあありました。
とは言え、この時はまだ勝てていた。

私のロークアルを襲い、捕獲された敵スーパーキャリア
zkillboardより

余談ですがこの頃、敵にはスーパーキャリアを作戦行動外で個人的に使って、こっちを襲う人がそこそこ居ました。
とは言え、そう勝手ばかりはさせません。
カラドリウスが月資源採掘してるところにロークアル狙いでスーパーキャリアが降ってきて、カウンターでDNを投入して逆にぶち殺したのが合わせて3回4隻。
あと、ラッティング艦を捕まえてはスーパーキャリアを降らせて食ってた人も居たんですが、ある時逆に捕獲してみんなで恨みを込めてぶち殺したり。
正直、普通に艦隊で作戦行動してる時よりもこんな風に突発的に起こった戦闘の方が高額のキル取れたりします。正規戦では途中からお互いあんまりキャピタル出さなくなりましたし。

戦争中盤-2

この日本時間昼閒のキャピタルフリートは、こっちがTenal寄りのシステムに拠点を移した辺りでなりを潜め、代わりに手堅く目標を絞った作戦行動を仕掛けてくるようになります。キャピタルよりもサブキャップで出てくるようになりましたし。
タイムゾーンの優位があるとは言え、いつこちらのカウンターが飛んでくるか分からない状況では適当にキャピタル出すのは無理と言うことでしょう。
せいぜいTenal中部のキープスターを、ちゃんと後続を控えさせたスーパーキャピタルフリートで撃ちに来るくらいだったでしょうか。

この辺りからお互いにサブキャピタルばっかり出すようになり、キャピタルファイトはほぼ無くなりました。
あと戦闘が起こらないことが増えたなと思ったりもしました。
どういうことかというと、向こうがストラクチャやエントーシスでタイマーを作ったとしても、こっちの数が揃ってる場合(あるいは敵が数を揃えられなかった場合)は再攻撃を諦めてそのまま解散することが多くなったんです。
こちらもスタンバイCTAという形式で招集を行うことが増えました。『タイマーで戦闘が予約された時間には、すぐに戦いに来られるよう準備しておけ。もし敵がやる気なら呼び集める。それまでは普通に他の活動をしててよし』というわけです。忙しい中でもメンバーの金策の時間を確保するためだったり、休憩できるようにするためだったり。毎日出撃して毎日空振りだと、無駄に疲れてメンバーが集まらなくなっていきますからね。
しかし本当に招集の度に「今回は必要な人数が集まるだろうか……」とヒヤヒヤものでした。

あと、敵がジャンプゲートをちゃんと撃つようになってきたのも多分この辺ですかね。
ジャンプゲートというのは、プレイヤーが領土内に設置可能なショートカットゲートみたいなものなんですが、こいつを撃ってタイマー状態に追い込むと機能停止になって使えなくなります。
タイマーが明けるのは例によって日本時間夜に設定されていて、その時に一定時間守り切れれば完全復旧するのでそう簡単には落とされないんですが、それでもPanfamは毎朝毎朝ゲートを撃ちに来てジャンプゲート使用不能状態を維持してきました。

これは移動がちょっと面倒になるだけで、作戦行動時はタイタンでブリッジすれば一発で目的地に着けるのでぶっちゃけあんまり戦局が左右された気はしないんですが……
本当に毎日毎日よくやるなあと感嘆したもんでした。

この辺りから敵の援軍がだんだん増えていきましたね。
Panfamがいろんな勢力に「ちょっと遊びにおいでよ」と声を掛けて呼び集めていたみたいです。

後、こちらから奪い取ったシステムで地固めする速度が早い&徹底してるのは感服でした。
敵は、安いから墜ちても大して痛くないミュルミドンを使って最前線でも精力的にラッティングをしていました。と言うか重要なシステムでは採掘までしていた。
以前このブログでも書きましたが、活動が活発なシステムほどindex(防衛乗数)が上がり、陥落させにくい仕組み。奪ったシステムを奪い返されないよう、そこは徹底してたわけです。
indexが低いシステムはエントーシス可能な時間が長いし、ノード戦がいつになるかのランダム幅も広いのだけど、ある程度index上がっちゃうとエントーシスしても日本時間昼閒の戦いになることが確定になっちゃうので手が出せなかったのですよね……

戦争終盤

いよいよヤバくなると、本当に毎晩のように召集がありました。
敵はジャンプゲート以外のストラクチャをほぼ狙わなくなり、ひたすら領土を奪うためのエントーシスを仕掛けてきました。
エントーシス戦でIhubを奪われたらそれ以上防衛するのは実質不可能みたいな感じになるので、さもありなんです。

単純にひたすらエントーシス。これ当初は割と防ぎ切れていたんですが、以前の記事にも書いた通りDekleinをTESTが攻め始めていたんです。
Dekleinでノード戦やってる間にTenalでエントーシスされて翌日のノード戦を予約され、次の日はTenalで戦ってる間にDekleinで……という死の往復ビンタ。流石に全部は守りきれねーわけで、徐々にシステムを奪われていきます。
そして、TenalのZH3システムのIhub戦が決め手になりました。Fraternity.が本格参戦したことでAUTZでのDEAD不利が決定的になり、この一戦の敗北で事実上の決着でした。

まとめ

戦争中感じていたことを簡単にまとめますと
「なんか最初は向こうも舐めてたよな……」
「両方ともだんだん疲れて余裕無くなってたよな……」
「最後の方とか本当にお互い必要な事しかやらなくなってたよな……」

です。

あと印象に残っているのは前述しましたけれど、「今回は勝てるだけの人数が集まってくれるだろうか……」という毎度毎度の緊張感。
なにしろこっちから押し返すのは無理なのに負ければ負けるだけ押し込まれてしまうので。
CTAの時にしばしば飛んだ、『need more. Poke your dodes』(訳:人数足りねえぞ、お前のとこの奴もっと呼んで来い!)という再告知が印象に残っています。
まあ無理に人を集めれば疲弊して集まりが悪くなるので、その辺のバランスにはDEAD首脳陣もかなり苦慮していたんじゃないかなと思いました。ただでさえ人数的にはこっちが圧倒的少数なので。
人数不利の時に押し返すため、強力な性能を持つナイトメアという戦艦を使ったナイトメアフリートなんてのも編成されたんですが、これもあんまり戦果を上げられなかったりして。
ま、結果的に負けたわけですが一人当たりの出撃回数は敵と比較してかなり多かったと思います。メインFCであったHanzo氏をはじめ、みんながあれだけ頑張ったからあれだけ持ちこたえたんだなと思ったり。

つーわけで一兵卒視点での雑な振り返りでした。

次回予告はしないと言ったばっかりですが、うちらの拠点であるシステムにインカージョンが発生して皆で攻略するという一大事があったので次回のブログはほぼ確実にその話です。

この記事を書いたSuzume Laurantは羊社 Electric Sheep Machinery に所属してます。
公開CH:羊への入り方
簡単に言うとJPCHと入り方は同じです。
・チャットウインドウの左肩にある小さな吹き出しアイコン(Open Channel Window)をクリック
・出てきたウインドウの上側にあるCHANNEL NAME入力欄に 羊 と入力してJOINをクリック。

雑談だけでも構いません。
皆様のご来訪を社員一同お待ちしております。

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