この記事は前回の記事の続きとなっています。まだ前回の記事を読んでいない方は是非ご一読ください。
日本時間の10月8日、DelveリュージョンのFWST-8星系において、Keepstarの建造を目論む反Imperium連合(以下P.A.P.I.)とKeepstarの建造を阻止しようとするImperiumの間で極めて大規模な戦闘が再度発生しました。
この戦闘において単独星系内における同時接続人数が過去の最高記録を上回り、6557人に達しました。また戦闘自体も14時間に及ぶ長丁場となりました。
具体的な状況などは後述するとして、結果は以下となりました。
Team1がImperium側、Team2はP.A.P.I.連合
https://fleetcom.space/battlereport/MG7CM4aissXShLb7i
なおKeepstarのKillmailは生成されていないため実際の被害額はP.A.P.I側がさらに200B程追加されると思います。
損害額を計算するとP.A.P.I側400Bに対してImeprium側は1400Bとなります。
静かなる幕開け
FWST-8星系での大規模戦がもはや避けられないことは誰の目にも明らかです。
P.A.P.I.陣営に所属するCaladrius Allianceも当然最高レベルの軍事召集を掛けますが、日本時間の深夜から始まる戦闘に(戦闘の規模と比較して)あまり多くの人を集めることは出来ません。
そこでCaladrius Allianceは独自にKeepstarの防空艦隊を編成しKeepstarに攻撃を仕掛ける敵艦を撃沈する役目の一端を担うことにしました。
午前2時前、Caladrius Allianceを含むP.A.P.I.陣営は先にFWST-8星系に進出し、Keepstarの中心付近にSuperCaptial艦隊を配置し、残った数千人のSubcapital艦隊をKeepstarを取り囲むかのように配置しました。
しかしローカルにImperium所属のキャラは多くいるものの、Keepstar周辺には偵察役のみしかいません。敵がいない以上P.A.P.I.側から特段とすることもなく、この規模の大規模戦としては異例ともいえる静かさの中でKeepstarの設置完了を告げるタイマーが始まりました。
Imperium襲来
恐らくImperium側に何か問題が起きたのでしょう。Keepstarの設置完了から5分ほど経過したタイミングでやっとImperiumの艦隊がKeepstarの周辺に現れました。
しかし今回Imperium側はこの時点ではDreadを投入せず、Rokhによって構成された超遠距離からKeepstarを狙撃する艦隊をKeepstarの周囲に無数に配置するという戦術を採用し、これらによる狙撃によってタイマーの進行が止まります。この時点でタイマーの進行は残り8分1秒でした。
一筋縄ではいかないのはもちろんP.A.P.I側も承知しています。P.A.P.I.側は艦載機群によるRokhへの強襲やKeepstarを取り囲むように配置されたSubcapitalによる対抗狙撃、またCapital/SuperCapitalによる超大型タレットによる狙撃などによってこれらを次々と駆逐していきます。
つまり今回の戦闘もまた、第一次 FWST-8の戦いとに同じ構図となり、Imperium側はひたすらKeepstarを攻撃するための艦を送り込み続け、P.A.P.I側はこれをいかに排除するかの戦いとなったのです。
スパイNyx
この戦いの中で起きた興味深い出来事としてImperium側のスパイNyxによる妨害工作でしょう。
Imperium側はPandemic Hordeにスパイを潜り込ませ、そのスパイにNyxに搭乗してもらい、P.A.P.I側の艦隊内に居座りながらこっそりKeepstarを攻撃させようとしたのです。
しかしこの目論見はKeepstarの操作担当者がログを確認したことによってすぐに露見し、P.A.P.I.側のSuperCapital艦隊によってすぐに処刑されてしまいました。
これ以外にも何隻かスパイDreadもいたそうですが、流石はEVEといったところでしょうか。
死闘
最初はSubcapitalによるKeepstar攻撃に頼っていたImperium側でしたが、P.A.P.I.側によって多くのRokhが撃沈されたことからまたしても遠距離型のDreadを投入せざるを得なくなりました。
また追加の狙撃艦も次々と戦場に投入されていきますが、P.A.P.I.側によってどんどんと撃ち減らされていきます。
Imperium側は最初は真っ当な狙撃艦によって艦隊が構成されていたものの、それらの在庫が尽きたからか、どんどんとあまりKeepstarを攻略するのには適していない艦船を投入せざるを得なくなりました。
最終的には他の艦隊ドクトリンで用いるはずのメガソロンやPvEで用いるベクサーやミュルミドン、果ては採掘艦であるProcurerまで出撃が許可されるほどに追い詰められます。
一方P.A.P.I.側も少しずつではありますが徐々にKeepstarのHPを削られていき、キープスターが破壊されるまでのタイムリミットが刻一刻と迫り、焦りが見え始めてきます。
さてこの間Caladrius Allianceの艦隊は何をしていたかというと、ひたすらKeepstarの一角に陣取り近くにいる敵艦を撃ち続けていました。最終的にCaladrius Allianceは100隻以上の敵艦を撃沈することに成功しています。
動き出すタイマー
Imperium側の戦力再投入速度よりもP.A.P.I.側の撃沈速度が上回ったのでしょう。ついに止まっていたKeepstarのアンカータイマーが動き始めます。
Imperium側にとってはアンカータイマーが完了してしまうと今まで払ってきた犠牲が全て水泡に帰すことになるため、意地でもタイマーを止めなければなりません。
ここからのImperiumの戦力投入は、まさに「死にもの狂い」というほかありません。
死にもの狂いのImperium側にとって、もはや投入する艦がKeepstarに対して有効かどうかが重要ではなく、とにかくたくさんの艦隊を投入してKeepstarを殴り続けることのみに力を注ぎだしました。
終局
P.A.P.I.側の奮戦もむなしく、最終的にKeepstarは破壊されました。
しかしP.A.P.I.側にとっては改めてKeepstarをアンカーすればいいだけの問題であることから、自分たちの数倍の被害を与えられたことも相まって自分たちの勝利を宣言しています。
Subcapitalだけで何とかKeepstarをコスパよく破壊してしまおうというImperium側も目論見は、結果としては失敗だったと言えるでしょう。
しかし大きすぎる犠牲を払ったものの、Imperium側は再度Keepstarを破壊することに成功し、これをもってImperium側もまた自分たちが勝者であると宣言しています。
FWST-8の戦いはこうして幕を閉じました。
艦隊戦の部分だけに注目すると、もはや一方的な虐殺そのものと言っても過言ではないでしょう。
しかし結局のところImperium側はSuperCapitalを投入することはせず(外野が期待するような)艦隊同士の殴り合いほとんど起きませんでした。
そういった意味では不完全燃焼な戦いでもあったのではないでしょうか。
Caladrius Allianceが戦闘に寄与した貢献は、全体から見たらちっぽけなものかもしれませんが、少なくとも参加人数の割にはかなりの戦果を上げられたのではないかと自負しています。
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