ESPM記事 Suzumeのnullへの誘い

電気羊SUZUME LAURANTの完璧に幸福なNULL生活 #119

対象:eve onlineを始めようか迷っている人・初心者・null未経験者
効能:eve onlineを始めたくなる。nullCorpに入社したくなる。※効果には個人差があります
使用上の注意:)
※英語圏の顔文字

Suzume Laurant +1。

 まあまず結果から言いましょうか。
 Imperiumは当初、戦闘キャラのデスクローン(≒死亡時復活地点)をFadeの前線基地に設定し、こっちに倒されたキャラが即座に船を乗り換えてゾンビアタックできる体勢だったのですが、メンバーに対して「もうジャンプクローン置いとけばいいよ」と通達を出しました。

 つまり、北に軸足を置いた総動員態勢を緩め、メンバーの日常活動を多少尊重することにしたわけです。
 まあ、いつまでもメンバーを拘束するのは無理ですからね。全員が廃人プレイできるわけじゃありません。
 実際、此度の戦争では、Goonが得意とするENTZ(日本時間で言うなら日付回った後ぐらいの、欧州勢が活発な時間)であっても、味方EN勢のPanfamがまあまあ良い感じに戦えていて、敵方はガチガチに統制を掛けて招集しないと簡単には勝てない、という状況でした。
 今後戻ってくるかも分からないですが、ひとまず我々は攻め手の意気を挫くことに成功したわけです。

タイマーのお話、補足

 じゃあそこに至るまでに何があったか。
 大変簡単に申し上げますと、前回のブログ記事で守ったはずのX47キープスターを失い、だがそれ以上の戦果は許さず守り切り、そしてキープスターを再建したのです。

 大型以上のストラクチャを破壊するには三回の攻撃が必要です。
 シールド攻撃は攻撃側が好きなときにできますが、アーマーやハル(船体)はこちらが設定した時間帯で戦いになる。その二回のうちどちらかを週末に持ってくるとしても、一度は防衛側の有利な時間帯で平日に戦う必要があります。
 ですが、そのディスアドバンテージを帳消しにする機会があることにお気づきでしょうか?
 ……祝日です。

我々はいかにしてX47キープスターを失ったか

 X47キープスターに対する最初の攻撃は、4/5(水)の日本時間深夜でした。
 これによってキープスターのシールドは全損、4/7(金)の日本時間夜にアーマータイマー戦が予約されます。
 平日であり、我々のタイムゾーンでの戦い。(欧州にとってはまだ平日午前中)
 敵は圧倒的不利、と見せかけてそうでもありません。

 春分の日の、次の満月の、次の日曜日。キリスト教圏ではイースター休暇です。

 イースター休暇は金曜日から月曜日の四連休。
 この期間、アメリカやヨーロッパの皆さんは時間帯に関係なく味方を招集できることになります。

 敵方は英語圏のプレイヤーが多数。なんだかんだeve世界で一番戦上手のGoonがこれを逃すはずありません。
 連中はイースター休暇初日の4/7にキープスターのアーマー戦が、最終日の4/10にハル戦が発生するよう最初の攻撃のタイミングを調整したわけです。
 当然ながら敵も味方もこれに対し、総動員と言える勢いで招集を掛けました。

 タイマーが動き出すのは日本時間18時頃でしたが、日本時間14時頃には味方が準備を開始。そして敵もバブル漬けにされたゲートを破って侵入。既にX47星系には敵味方合わせて2000人以上が集まっていました。

 日本時間14:30頃、暇だからなのか何なのか、敵部隊の一部がジャンプゲートを撃ち始め、味方がそれを捕獲。
 お互いがジャンプゲート前に次々艦隊をワープインさせ、まだキープスターのタイマーは動き出していないにも関わらず、なし崩し(誤用)で戦端が開かれました。

 グダグダ状態で始まった戦いは、Tidi10%のグダグダ時空で続き、お互いが味方を呼び寄せて、日本時間16時にはX47に4000人が集まっていました。
 敵味方の人数はほぼ拮抗。我々極東アジアにとってさえ平日のまだ早い時間でしたが、FRTもかなりの数を集めていました。

 そのままゲート前で撃ち合いを続けるかと思われましたが、流石にタイマーが動き出すとキープスターを巡る戦闘になります。
 敵の動きを封じるための定置バブルが大量に置かれたキープスターの周りで、めまぐるしく位置を入れ替えながら双方の艦隊は落とし合いました。
 刻々と積み上がっていく、艦船被害額の数字だけを見れば悪い状況ではなかったのですが、それでもキープスターのアーマーはゆっくりと削られていきました。
 敵味方共にこれだけ人数が居るんですから、最低でも相手のうち100人くらいは常にフリーになりますし、そいつらがキープスターを撃っている限りはアーマーが削れるのです。

 日付も変わって、日本時間深夜2時頃、FRTのリーダーであるnorausは敵味方の消耗ペースを見て、これ以上戦ってもキープスターは守り切れないし敵より味方の被害が増えていくと判断し、遂に撤退を決定。
 これにてアーマー戦は決着となりました。

 日曜日のハル戦では、味方は既に防衛を諦めていたので、特に語ることもありません。
 かくして我らは橋頭堡であったX47キープスターを失陥したのです。

最終攻撃(ではないが)のタイミング

 で。
 大事なキープスターを破壊されたのになんで相手が撤退してるねんというお話なんですが、祝日パワーを使えるのは西洋だけではありません。

 5月の頭に中国は労働節、日本にはゴールデンウィークがあります。

 ここで巻き返されることがほぼ確定しておりましたので、Imperiumは4月の第四週に強めの動員を掛け、大攻勢による戦線のさらなる押し込みをもくろみました。
 Pure BlindのX47星系を含むFRT領や、Branch領の奪取。またVenalに存在するFRTの移動中継用キープスターの破壊などが目的です。
 実際これが成功していたら我々はかなり苦しくなっていたでしょう。

 ですが、我々は全てのキープスターと現行の領土を守り切りました。
 特にFRTがPure BlindやVenalで戦っている間、Branchに入り込んだ敵別働隊を排除するに当たっては、我々カラドリウスや現在Branchに住んでいるシベリアンスクアッドが奮戦し、エントーシス(領土攻撃)を許しませんでした。と言うかX47のキープスターのアーマー戦の裏でも、我らカラドリウスはBranchを防衛すべくめっちゃ頑張っておりました
 あとエントーシスを防げたのは、味方が前線で精力的にラッティングや採掘を行って、防衛乗数を高めていたためでもあります。味方が経済活動をするほどにエントーシスするときの所要時間が増えるので、領土を焼かれている時こそ日常的な活動の重要度が増すのです。そして皆それを欠かさずやってきたことが勝利に繋がりました。

 Imperiumの判断は早く、一週間の大攻勢が実を結ばなかったと見るや、メンバーの前線拘束を解きました。
 その数日後、FRTはX47にキープスターのおかわりを投下
 確かにキープスターは高価なんですけど、ぶっちゃけ領土さえ守ってれば再建できるものではあります。お相手は本気動員ができない状況なら、建造阻止もできませんし。キープスターを巡る攻防はあっさり振り出しに戻りました
 かくして我々は、開戦の勢いに任せた敵方の攻撃をしのぎきり、一息つきつつも反転攻勢に出た、というのがこれまでのあらすじです。

 と言うわけで今回は、nullのメガ勢力による祝日ゲーミングのお話でした。
 考えてみればImperiumが参戦する直前、FRTがPure Blindに橋頭堡を確保してX47にキープスターを置いたのだって、春節(旧正月)休暇の動員力で敵の防衛力をぶち破って領土を確保したからでした。
 戦局が拮抗している場合、それは祝日に動くものなのかも知れません。

 今後どうなっていくかはまだまだ分かりません。
 しかし、ここまでの戦果は間違いなく我ら全員の努力による、価値あるものであったと言えることでしょう。
 

 

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