対象：eve onlineを始めようか迷っている人・初心者・null未経験者
効能：eve onlineを始めたくなる。nullCorpに入社したくなる。※効果には個人差があります
使用上の注意：とくにありません。おこさまにもたいへんごあんしんです。
Suzume Laurant Not Included。
夏だか秋だか分からない日和が続いてますね。10月になっても暑いとか何事や。
さて先日、eve onlineでは突如としてインゲームイベントが発生。
ざっくり内容を説明しますと『古代ジョビ人の遺したスターゲートを発見せよ！ 発見者には巨額のISKをプレゼントだ！！』という感じでした。
謎かけめいた告知と、僅かな手がかりのみを頼りに、ヌルセクを支配する大手勢力までもが組織ぐるみでゲート発見レースに参戦。まあ後から考えればそれを想定して作られたイベントだったというか、個人で発見するのはおそらく無理やろという感じではありましたが……
今回は、このゲート発見に至るイベントに関してをまず述べようと思ったんですが……
普通にそれだけで記事一本分になってしまいだったので、まずはより重要でゲーム内の地政学にも関わってくるZarZahk（ザルザク）星系に関してのお話をしようと思います。イベントに関してはまた今度。
What is ザルザク？
突発イベントの結果として実装された、星系。その名もザルザク。
超高度文明によって繁栄した古代ジョビ人の拠点の一つで、彼らの遺棄したオーパーツテクノロジーてんこもりステーションが存在し、今は新興の（NPC）海賊勢力デスレス・カストディアンによって占領されています。
このデスレス、今後は古代ジョビ人の技術を使ってなんかやらかしていくものと思われます。
ジョビ人、碌な事しねえな
このザルザク星系には現状四つの超超超遠距離スターゲートが存在し、宇宙全体を結ぶとんでもないショートカットルートになっています。
ゲートを通るには、ゲートを占領している海賊勢力に（メタ的に言うなら他プレイヤーではなくゲームのシステムに）料金を支払う必要がありますが、宇宙の反対側と言えるほどの場所へ、一瞬で、しかもワームホールなどと違って現れたり消えたりしない固定の道を通って辿り着けるというのは、軍事的にどれほど大きいことかご理解いただけるでしょう。新たな戦争の火種です。
ジョビ人マジ碌な事しねえな
ザルザク日帰り旅行
まずはザルザク行きのスターゲートを見てみましょう。
なんか変なモヤモヤに隠されてます。宇宙サンマでも焼いてるのかな？
このゲート、視認できる筈の距離でも全然見えないのですが、70kmくらいに近づくと突然姿を現します。
ザルザクに入ると、またもや派手な演出。
ゲートが何か変なものに包まれています。
そしてザルザク唯一のステーションにワープ。ワープ演出すら特殊です。
デスレスが占拠しているこのステーションは、入るにも貢ぎ物が必要で、しかもステーション周りはクローキング無効。
何も知らずにステーションに飛んできて立ち往生している獲物を狙って、ステーションキャンプをする連中がおります。不用意に近づけば狩られるでしょう（一敗）
このシステムはワームホールシステムと同じように、ローカルの人数をうかがい知れません。
それどころか、スキャナーが無効。ウィンドウの展開すらできず、なんならこのシステムに入った瞬間、開きっぱなしだったスキャナーウィンドウが強制的に閉じられる始末。周囲で何が起こっているかは、グリッドを視認する以外に知る術もありません。
システム内には『デスレスの建設サイト』なる謎のサイトも。
ザルザクの地政学（？）
さて、この謎めいた星系がどこに繋がったか。四つの古代ゲートの接続先を見てみましょう。
危険なPvPerどもが四六時中うろついてる、ミンマター方面ローセクの中心地『ターナー』。
ミンマターのちょっと南、NPC勢力であるエンジェルカルテルが支配するCurseリージョンに位置する『G-0Q86』。
ガレンテ連邦の北の果てのローセクで、Cloud Ringリージョンにも隣接した『アルサボイノ』。
そして、我らの地元Branchリージョンのすぐ隣。ガリスタス海賊が支配するVenalリージョンの『H-PA29』です。
宇宙マップで見ると、この通り。
北と南を一気に跨ぎ越すハイウェイが出来たって印象ですね。なかなかえげつない。
今まで遙か彼方に住んでいた人が今日からお隣さんってわけです。ちょっと冷やかしに行こうかって人も多いでしょう。
もちろん、これは大規模戦闘・継続的戦争のために艦隊を移動させるルートにも使えます。
今までそういうことをするには、移動ルートとなるワームホールが偶然繋がるのを期待して穴を捜し回ったり、なるべく近場に出来たテラ穴を経由してどうにかこうにか辿り着くしかなかったんですが、ザルザクの周辺に関しては固定路が出来てしまったわけです。
これはeve宇宙にとって戦争の火種ともなりますし、ザルザク接続システム周辺は大きな脅威に晒されていくことが予想されます。
我々、Winter Co.も。
『H-PA29』は、我らカラドリウスの領土からはちょっと離れていて、どっちかと言うとパンダ（※）の居住地に近いんですが、まあ他人事とはいかないでしょう。
※FRTのこと。Winter Co.の盟主である中華系巨大勢力。アイコンがパンダ。
ちなみに早くも橋頭堡を確保しようとするGoonsとPandafamの戦いが発生しております。
ザルザクを抜けての攻撃をしやすくするため、H-PAに拠点をぶっ建てようとした敵さんと、それを挫こうとする味方の戦闘です。とりあえず勝ってはいますが、さて今後どうなることか。
今回はイベントで実装されたザルザクに関してでした。
今までは宇宙の抜け道と言えば『テーラ』でしたが、やはりテラ穴は場所が不安定なので、ザルザク実装は全く違った印象を受けますね。
次回はザルザク実装に至るイベントの話をしようかと思います。間が空かなければ……
この記事を書いたSuzume Laurantは羊社 Electric Sheep Machinery に所属してます。
公開CH：羊への入り方
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