現在のNullSec情勢 ―N3盛衰編

さて、今回からは趣向を変えて、私のNoob Diploとしての思い出と共に歴史を語りたい。もちろん、Caladriusの内部事情などは話せないし(そもそもDiploになる前の状況はよく知らない)、参加していたCoalitionの内部事情も明かすことは出来ない。だが、それでも歴史の1ページとして書く意義はあるだろう。

私がCaladriusのDiploになったのはGoTGに加盟するときからであり、それ以後は情勢を詳細に追いかけているが、それ以前については知識が乏しい部分もある。Halloween WarとかFountain Warの詳細はそのうち、書き上げることにしようと思う。だが、とりあえずは、現在の情勢へと続くここ2年の歴史をざっと振り返りたい。

1.  N3の始まり

N3は2013年2月に結成された。東部のDrone Regionへと侵攻、当時そこに拠点を構えていたSOLARを中核とする集団を追い出し、東部に拠点を築いた。(https://www.themittani.com/features/n3-coalition-introduction)ちなみに、その際にCaladriusはPandemic Legionに蹂躙され、ロシア人勢力からN3へと転向することになる。

Fountain War20130401

(東部に侵攻しつつある N3)

 

2. Fountain War、Halloween War、B-Rの大敗

東部からSOLARを追い出し、地域を平定したN3は一端落ち着くかに思われた。しかし、その最中にFountain Warが勃発。元々蜜月だったTESTとCFCが仲違いを起こし、CFCがTESTの領域であったFountainに侵攻したのだ。N3はFountain WarにTEST側として参戦、だがしかし最終的にTESTはFountain、Delve、QueriousのすべてのRegionを失うことになる。

Ally20131203

(Fountain Warの結果、TESTは西部を完全に失った。)

N3の次の戦端は南部にて開かれた。2013年の秋にStain Wagonに対して宣戦を布告。東部から南部へと侵攻を開始した。俗に言うHalloween Warの開戦である。はじめは順調に進んでおり、ゆっくりと戦線は前進していた。だが、N3は大きな誤算を抱えることになる。B-Rの大敗である。

B-RにてN3は59隻のTitan、12隻のMother Ship、259隻のDreadnouhgt、112隻のCarrierを失った。それに対して、CFC/Stain Wagon + Russiansはたった16隻のTitan、2隻のMother Ship、106隻のDreadnought、5隻のCarrierの損害しか被らなかった。大敗である。Sub Capと呼ばれる、戦艦までの大きさの船は商都で簡単に調達できる。しかし、Capital Shipはそうはいかない。再建に時間を要するのは確実だった。

後から見れば、N3はこの時点で死んでいた。PLは急いで南部諸地域から撤退し、N3は各種資産を凍結させられそうになりながらも這々の体で東部へと撤退した。しかも、主力であったNCdotは一端Lowへと引き下がり、Nexus Fleetは解散し、そのほかの少数勢力もかなりのダメージを負った。ONI社のRoll Stone氏が書いていたように、ここでN3は死ぬはずであった。しかし、CFCはそれをしなかった。南東部に軍を駐留させず、SOVを領有しただけで、防衛もせずに北西部へと撤退していった。

Coal20140401

(押し返されるN3)

N3は何とか体制を立て直し、2014年の3月に再度南進作戦を実行し、全面攻勢へと打って出た。 その結果、4月末にはStain Wagonを追い出し南部諸地域のSOVを奪い取り始めるまでになっていた。さらに、CFCがDelve、Queriousから撤退。その結果としてN3はEVE宇宙の半分を領有する広大なCoalitionとなった。

Coal20150127

 

3. N3の崩壊

 

確かにN3は宇宙の半分を手に入れた。だが、ここが攻勢限界点であり戦線は膠着状況に陥った。しかもそれはCFCが下がったから手に入った領域であった。さらにはN3内部でもゆっくりと亀裂が入り始める。Pandemic LegionはB-Rの大敗以後対CFC戦に参加せず、CatchでBraveとTESTを中核とするHERO Coalitionを相手に遊んでいた。東部ではRed Allainceの巻き返しが始まり、南部中央のEsoteriaでもStain Wagonの激しい反撃が始まった。盤石に見えたN3だったがゆっくりと崩壊の足音が聞こえていた。そして事態を打開するために、NCdotを中核とするFleetがHophibに展開、Fountainへと攻撃を仕掛けたものの、はじき返された。この際にN3の幹部はPLにも参戦要請を送っていたようだが、結局PLが現れることはなかった。

Coal20150127

(東部にてRed Allianceの反撃が始まった)

そして、来る2015年4月にN3への最終的な死刑宣告が下される。Pandemic Legion.がCFCに雇われてS2Nを攻撃するために南下するという情報がCFC側で発表された。これにはN3陣営の誰もが衝撃を受けた。Pandemic LegionとNCdotの親しさは広く知られていたからだ。NCdotと親しいPLがまさか敵対するとは誰も予想していなかった。だが、それは真実であった。

Pandemic Legion.の艦隊がS2Nの領土へと押し寄せた。南中央部に展開していたCaladriusを含む諸勢力はPLとStain Wagonを押し返す力はもはや無く、ただPLのCapital KillをねらうFleetからCapitalとSuperを脱出させるだけで手一杯となった。ちなみにこのとき私は戦場にいたが、S2NのFCが「CFCに雇われてGF出来ると思うなよ!クソ野郎!」とPLのFCに煽っているのを見てしまった。何というむちゃくちゃな言い分だろうか。

この一撃は確実にN3の息の根を止めた。2015年4月半ばにNCdotのStanding Resetが告知された。これはすべての同盟関係を白紙に戻すという通知であり、N3の崩壊を意味した。

Coal20150430

(N3崩壊の日)

4. Entosis Shock、Imperiumの成立、群雄割拠

 

CFCは勝利した。CFCはImperiumへと組織改編を行い、前の記事で書いたように、Role Playをすると言って、The True Emperor of Amarr: Maximilian Singularity VI, First of His Nameへと忠誠を誓い、ロリバアア信者は皆殺しじゃ!といってProvi Blocへなだれ込み、Burn Amarrをやって遊んでいた。そして、CFCの影響力が及ばない南部は群雄割拠の様相を呈していた。

南部地域はDelve-Queriousを巡ってElite Space CoalitionとDarkness.を中心とするGerdians of the Galaxy(以下GoTG)が争っていた。Stain WagonはCatch-Esoteriaを中心に領土を保有し、周辺へとちょっかいをかけていた。ImmenseaとTenerifisでは、Gentlemen’s Clubを中心として緩やかな同盟が結成されつつあった。そして、東部では、N3時代に圧倒的な戦力を蓄えた、Legion of xXDeathXxとN3末期にInsmotherを奪還したRed Alliance-Dream Fleetを中心とする部隊が衝突を始めていた。Wicked CreekやScalding Passでは、生まれ変わったTESTが領土を求めてなだれ込み始めていた。

南部EVE宇宙は戦国時代へ突入したのだ。

Coal20150630

(群雄割拠と化したEVE宇宙)

だが、その時代も長くは続かなかった。時代はEntosis Linkの前に変わりつつあった。大規模なCapitalを投入した決戦が重視される時代から、小回りのきく艦隊でひたすらEntosis Linkでハラスメントを繰り返す戦略が有効な時代へと変わっていった。そんな中でGentlemens’s Clubを中心とし、Caladriusも参加していたBorderlands SyndicateがStain Wagonの攻勢(というよりもハラスメント)の前に崩壊した。そして、南西部では、GoTGが押され気味になり、最終的には、Borderlands Syndicateを追い出したものの、領土をもてあましていたStain Wagonに呼ばれ、ImmenseaとTenerifisへと移住してきた。ちなみに、CaladriusはBorderlands Syndicateの崩壊後に、Stain Wagonと協定を結び、南部Immenseaへと移住していた。しかし、GoTGが移住してきた際に、追い出されそうになったので決死の抵抗を行い続けていた。その結果、GoTGへの参加が認められたという経緯がある。さらに、東部ではLegion of xXDeathXxを中心としてDrone Region Federationを結成。InsmotherにてRed Allianceを中心とするRed Menace Coalition(以下RMC)と激突し、最終的に2015年の末にはこれを下した。

 

こうして、南部は一応の平和を見た。ただし、QueriousとDelveは群雄割拠が続いていた。

 

私はGoTGに加盟する直前にDiploに任命された。任命された当初は右も左もわからず、困っていたが、なんとかいろいろな交渉を乗り越え、やっていくことが出来た。GoTG加入後は正式なCoalition Directorsの一員として、深く意志決定には関わらないものの、会議にも加わり、CaladriusへとCoalitionからのまたは逆にCaladriusからCoalitionへ要請を伝えたりと忙しい日々を送っていた。

RMCがInsmotherを失った後、GoTGに所属していたCaladriusはRMCとDetoridで戦っていた。そんな中、Caladriusにある話が舞い込む―もう一度Delveを要塞化したい、BoBを再現したい。こっちに来てくれないか―そんな夢を語る男が現れたのだ。

 

次回、BoBの夢

 

Foch Petain is a member of SAKUMA DROP, Caladrius Alliance.