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ワームホールの失陥と友軍

 EVE Onlineをプレイを楽しんでいると様々な人に触れ、様々な出来事に出会います。
 ゲームをプレイする上で何を楽しむかは大変重視される要件で、この一致はさらなる楽しさを呼ぶことに疑いありません。

 わたしたちCaladrius Alliance(以下、カラドリウス)は、ごぞんじの通り複数のcorpが寄り集まって連合する文字通りのアライアンス、いわばEVE Onlineの日本人プレイヤーの大きなコミュニティです。
 ついさきほど、わたしたちは一つのワームホールスペースを失陥しました。
 EVE Onlineというゲームでごくありふれたこの小さな出来事について、もしなにか大きな事件のように思われる人があれば誤解ともなりかねないので、今回はいったい何があったのか簡単に解説しましょう。
 またこれはいいきっかけなので、その背景にあることについても知っていただきたいと思います。

失陥の日までの経緯と状況

 カラドリウスに所属するワームホールcorpであるGAMILAS Security and Logistic Service(以下、ガミラス)の所有するワームホールスペースがC8N8O16(以下、オクタ)の襲撃を受けました。
 このワームホールスペースはガミラスにとって本拠地ではなくメンバー向けに用意した金策領域のひとつでした。
 まずこの前提となる状況ですが、現在カラドリウスはヌルセキュリティ宙域で戦争状態にあり、襲撃発生時は大規模な作戦に従事しております。
 その隙を狙ってオクタ艦隊によってガミラス所有のワームホールスペースが襲われ、建造物を係留され、同時にガミラスの所有する建造物はリーンフォース状態に追い込まれました。
 建造物の破壊までには複数回のタイマー戦が行われ、およそ四日から五日程度の時間が掛かります。
 しかし前述したとおり、目下カラドリウスは戦争中ですので、ワームホールスペース内に何日間でも戦闘人員を留め置いて対応できるオクタに対して、あまり長い拘束時間を取れない状況でした。
 さらっと書きましたがこの「ワームホールスペースを何日間も封鎖し戦闘人員を留め置く」というのはゲームプレイとしては大変苦痛を伴う根気の必要な作業で、大量のアカウントが、一般的に言って楽しくはないプレイに長期間専有されるのです。このプレイができるということはちょっとすごい事なんですね。
 さて、状況はさらに悪くなり、カラドリウスはこのタイミングでハイセキュリティで活動する戦争屋・PIRATから宣戦布告を受けました。これによってワームホールスペース救援のためハイセキュリティ宙域を移動することが難しくなります。ちなみに、PIRATは依頼を受ければ一定の報酬で他のアライアンスに対して宣戦布告を行います。

この襲撃の背景について知っていただきたいこと

 簡単にまとめてしまうと、わたしたちカラドリウスは同じ日系の勢力であるオクタより現在一方的敵対視を受けている関係にあると思われます。
 もっとも、この件に関してオクタ側から公式のステートメントなどは存在しないため、あくまでも状況からの推測となりますが…。

 この関係を象徴する最たるものとしては、2018年3月頃より連日、オクタ所属者の別キャラクターと強く推認されるキャラクターがカラドリウス領全域に遮蔽状態で居座り、オクタ所属キャラクターと連携してカラドリウス所属のキャラクターを襲う、いわゆる「張り付き攻撃」を行っていることが挙げられます。
 しかしこの「張り付き攻撃」を行っているあいだ、戦争を優位に運ぶためなどの戦略的利益をオクタ側が得られる状況にあった期間はとても短いといえます。つまり主に戦争に寄与する行動ではないということです。
 もちろん、戦争中でなくてもキルメールやその際の金銭的スコアを狙って戦闘を仕掛けていくことはままあるのですが、この「張り付き攻撃」は一味違います。
 例えばPvEによって金策をしている船のドローンのみを倒して逃げたり、採掘艦が宇宙空間に放出したJET缶のみを破壊するなど、一般的PvPerの行動からは逸脱した、スコアとして記録されない単なる活動妨害・嫌がらせ活動です。特定のメンバーが数時間にわたって張り付きの戦闘艦に執拗に追い回され、入港状態になればいつまでも建造物前で待機されたこともありました。
 カラドリウスは、この事で時折多少の被害を受けていますが、当然の措置として反撃し「張り付き」の敵艦を撃沈しています。総体として見れば大過なく活動できていますが、攻撃の意図が「戦闘を楽しむ」「プレイを楽しむ」方向ではなく一方的な嫌がらせであるため、戸惑いすらおぼえています。
 元よりEVE Onlineは宇宙空間での自由で殺伐とした無差別級の戦闘を楽しむゲームです。特定のキャラや団体を無意味に狙い続けることも明文的に禁じられてはいません。
  しかしこれほどの手間と大量のアカウントを注ぎ込んでの、長期間ほぼ切れ目無く行われる妨害活動は宇宙広しと言えど他に類を見ず、その理由も判然としません。ですが少なくとも敵対視を受けていることだけは推測できます。
 ちなみに投入されているアカウント数は20余りを数えます(!)。今現在までに投入された現実的な時間とゲーム上の経済的な意味でも、ちょっと常軌を逸したコストにゲームプレイに対する温度差を感じざるを得ません。これは一般的な楽しみ方でプレイしているプレイヤーにはなかなか真似ができない大変すごい事だと思います。

 「張り付きキャラ」による侮辱行為も複数確認していますがここでは割愛します。(なお言うまでもなく、EVE Onlineでもさすがにこういった行為は規約違反です)

 ガミラスは元々単独で活動していた日系のワームホールcorpですが、2018年8月よりカラドリウスに加入しました。
 加入して以降、それまで接点のなかったオクタ関連のキャラクターから、ワームホールスペースで活動している艦船に攻撃を受けるようになりました。
 今回の攻撃はその延長線上にあるものと考えられます。

 同じEVE Onlineというゲームをプレイしていても、プレイヤーによってプレイ志向が異なることは当たり前でしょう。
 その上であえて言うなら、このような常軌を逸した時間的、経済的、精神的なコストをかけたプレイを楽しむプレイヤーと、そうしたプレイを楽しいと思えないプレイヤーが交われないのはしかたがないことだと思います。
 もしこれを読んでいるあなたが後者であればわたしたちと一緒にゲームを遊んで楽しめると思います。

カラドリウスの対応について

 ワームホールスペースにゲームシステム上の所有権は存在せず、活動拠点となる建造物の存在によって実質的に所有することになります。
 然るにガミラス所有の建造物が破壊されることは当該ワームホールスペースの失陥を意味します。
 当然、救援作戦が計画されましたが、当該ワームホールスペースは既に他の星系に繋がるワームホールを内側からオクタ側に把握・管理されたホールコントロール状態にあリました。
 星系内に存在するワームホールを通行限度近くまで使い潰し見張り続けることで事実上使用不可能にされた状態です。ワームホールスペースを巡る戦いにおいてこの状態になると、星系へ外部から侵入する経路そのものが事実上存在しなくなります。
 これに対処し、当該ワームホールスペースの主導権を奪還できるほどの戦力は内部に存在しませんでした。前述したようにこのワームホールスペースは社員向けに用意した金策領域で、防衛体制もそれなりのものでしかなかったのです。
 この場合、侵入のためには他のワームホールスペースにてワームホールの消費・再生成を繰り返し、目的のワームホールスペースに通じるワームホールが1/512の確率で偶然発生するのを待つこととなります。
 カラドリウスは建造物が破壊される最後のタイマーにて、制圧用の戦力を用意した上でこれを140回以上試みましたが、残念ながら目的のワームホールを発生させることはできませんでした。
 戦闘をすることなく勝負は決していたということになります。
 その結果としてガミラスが所有していた建造物・ドックしていた船舶は破壊され、残念ながらガミラスは所有していたワームホールスペースより撤退する運びとなりました。

 しかし最善の対処として、カラドリウスは当該ワームホールスペースを奪還できるに充分な戦力を準備した上で1/512の確率の機会に挑み続け、人事を尽くすことはできました。
 多くの献身的なアライアンスメンバーに恵まれたことを、まずは喜びたいと思います。
 また今回の作戦を実行する過程においてはアライアンス外からも多くの人々の協力を賜りました。
 宇宙の友人達とは今後も時に協力し、時に切磋琢磨し合う建設的関係を築いていけることを願ってやみません。
 そして今後もカラドリウスは、攻撃を受ける限りアライアンス、並びにその友人達を守るために戦うことでしょう。

 カラドリウスはいつでも新たなメンバー、新たな仲間を求めています。
 楽しいばかりではなく、時には苦杯を舐めることもあろうが、それでも共に宇宙を飛ぼう!

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