Delve War…いわゆるDelve Vについてすこし書きたいと思う。
ImperiumがWWBの結果、北部のSOVを失い、Saranenで戦い続けていた。その情報は手に入れていた。
7月に入り、北からDelveの入り口であるSakhtまでのJump routeに見慣れないコープがアストラハスを建造しているとの情報が入った。そして同時に、北からのImperium Supercapital艦隊の脱出が伝えられた。
NCdotとPLの警戒網を潜り抜け、Supercapital艦隊は脱出した。これが北から南下するImperium supercapital fleetの動画である。
7月頭にはReddit....英語圏の2chだと思えばいいが、そこにImperiumがProvidenceに侵攻するというリーク情報がだされた。
(3:22:52 PM) Digi: Where are we really going?
(3:23:35 PM) the_mittani: Providence, the promised land
だが、この情報の裏で、ImperiumはすでにDelve侵攻を決断しているとの情報をSpyから得ていた。
我々Delve Coreはこの侵攻に備えるべく、準備を進めるべきだということでは合意したが、正式なCoalitionではなく緩やかな連合体の悲しさをさらした。情報伝達など初動が圧倒的に遅れたのである。
7月29日、ImperiumがDelveへとなだれ込んだ。LUMPYの各システムはReinforceに入れられ、7月31日に決戦となった。
結果はSub cap戦では押していたものの、Supercapital艦隊がDropしてきたことにより艦隊は撤退を決意、そのためLUMPYの領土は失われた。
この戦いでImperiumの対Entosis戦への戦略が明らかになった。それは決戦のような重要な戦いにおいてはCapitalをDropさせ、そしてCapitalにてEntosisを行うというものである。
実際彼らは防御力としてはCapitalでも最高峰のApostleをEntosisに投入していた。だが、EntosisLinkをCapitalにて行うというのはペナルティにより時間がかかるため、ある種の苦行でもあり、実際にLUMPYの領土を陥落させるのに数時間かけていた。
8月3日にはLUMPYは自らの領土を失ったことにより、A-EのCitadelまで撤退。Caladriusは同じAUTZの味方であるTIKLEやDVといったAllianceと協力関係を再構築した。
Imperiumが次に狙いを定めたのはD-Wであった。D-WはDelveの要衝であり、ここからは南東部Delve以外のほとんどがDrop Rangeに入る。
これがD-WからのDrop Rangeである。Delveの南東を除いたほぼすべてのDelveにDropすることができる。ここにImperiumはSupercapital艦隊を終結させ、TIKLEの領土へと狙いを定めた。
Imperiumは何度かAUTZにEntosisを仕掛けていたが、撃退されていた。ここでImperiumはAUTZではDelve Core連合Fleetに数でかなわないことを理解した、そしてすぐに戦略を転換した。
彼らは金曜日にEntosis戦をしかけ、週末に領土を奪い取るという計画を立てていることがSpyからもたらされた。それを受けて、TIKLEやCaladrius、DVは共同Fleetをもって妨害することになったが、「金曜日はオーストラリア人は酒を飲みに行くから人がいねーんだ」という不吉な言葉をTIKLEは放っていた。そしてこれが真実であることがすぐに明らかになる。
来るべき8月5日、Imperiumの艦隊がTIKLE領土に押し寄せ、Entosisを開始した。それを受けて迎撃Fleetを立ち上げようとしたものの、TIKLEのメンバーはみな酒をのみに出かけており、ImperiumのFleetに数で勝つことができなかった。
高角砲装備のTitanやSupercarrierの投入も予想されたため、そもそもSubcap戦で圧倒するというこちらの戦略がすべて崩れ去った。TIKLEの領土は8月8日には陥落し、北西部にCaladriusは孤立することになった。
CaladriusはImperiumに埋もれた小島となったが戦い続けた。週末のEntosisや平日のEntosis Harassに耐えながら、Rattingを行い、ADMを上げ、攻撃可能時間を短くしていった。
Caladriusの抵抗により、Imperiumは狙いをDelve南西に定めた。8月11日、再度の攻勢が行われ、DVの領土が陥落した。
Imperiumは多数の領土を手に入れた、これは何を意味するか。そう、Entosis Harassmentの時間である。
だが、ここで戦略が真っ二つに割れた。Delve Core内部でEntosis Harassmentを主張するのはCaladriusだけになっており、ほかのAllianceはFleet戦に重視するべきだという声が圧倒的に強かった。
Caladriusは40人のFleetがUSTZに出るのならT2 Entosisを乗せたRapierで徹底的にすべてのSOVストラクチャを燃やせばいいと主張した。全員が全員違うところを毎日Entosisし続ければ、Goonの迎撃艦隊はそれにひっかきまわされ続けるだろう。
そして、Reinforceに入ったシステムの中でもImperiumがやってないNodeを素早く再度T2 Entosis Fleetでやり、SOVストラクチャだけ破壊して回ればいいと主張した。
実際に、我々Caladriusはその戦略で15人のFleetでTCUとIHUBを破壊している。これをDelce Coreの総力を持ってしてやるべきだと強く主張した。だが、その戦略は退けられた。
なぜか?つまらないからだ。そう、すごく単純な理由であった。
Imperiumは安全な家を南西に築いた、そしてCaladriusに対しても最後通牒を送ってきた。すなわち、Imperiumへの寝返りである。
今までCaladriusはEntosis Harasmentを耐えきり、それどころか先に書いた通りImperiumのI-hubとTCUをゴミシステムではあるものの破壊していた。
ImperiumのDiploはそれに感心し、何度か引き抜きの話を持ち掛けてきていた。だが、これを断り続けていた。
Caladriusの領土は今週末には陥落する。あきらめてImperiumに入るんだ。それがDelveに住み続ける唯一の道だ。―とあるGSFのDiplomat
結局はいくつかの理由でこれを断った。もともとほかのところから誘いが来ていたというのもあるし、ちょっとしたごたごたでメンバーの対Imperium感情が悪化していたというのもある。
8月17日、第一次SG-CTQ Constellation争奪戦が行われた。TESTの援軍の力とCaladriusの不屈のEntosis力によって、艦隊戦では敗北するものの、なんとかEntosis戦では押し返すことに成功した。
それでもNIDJ-Kシステムは失った。そしてDelve CoreとTESTからはあきらめろとの言葉が届く。それでもFleet戦をあきらめてEntosis戦のみに注力し、8月20日までは何とか守り切ることができた。
だが、悪いニュースとは続くものである、Delve南部のPeriod Basisに拠点を構えるRed Menace CoalitionがImperiumと同盟を組み、南部Delveを急襲した。Delve Coreの関心はそちらに移った。Caladriusの運命はすでに決まっていたからだ。
正式な敗北宣言が出るまでは戦い続けるつもりであったが、すでに多くのDelve CoreのメンバーはImperiumの攻勢によってDelveを追い出されたため、QueriousやCatchに領土を求め始めていた。すでにこの時点でDelve Coreは死んでいたのだ。
さすがにこの行動にはCaladriusの士気も下がった。
TESTからもDelve Coreからも援軍を得られない状況ではこれ以上の抵抗は無駄だということでA-Eまでの撤退を決め、Harassmentを含む一切のEntosis戦を停止した。
ここに至ってDelveの北西部は陥落した。Imperiumは安全なRatting地帯と多くのMoonを手に入れ、平和を満喫している。
多くのキルボに乗る、乗らないにかかわらず、活動をしてくれたメンバーには休息が必要だ。1か月以上にわたったDelve Warの間、日中にEntosis Harassmentを行い続けてくれたメンバーには感謝の意を伝えても伝えきれない。
多くのCoalitionから誘いが来たのも、Entosis Harassmentを頑張っていたり、Entosis戦でGoonを押し返したりという活動が評価されたというのは誘ってくれた人たちから直接聞いている。
Entosisばかりだが、それだけ利害を無視してSOVにかじりつく姿勢を評価されたと前向きに考えることにしよう。
Delve Coreの中心であったLUMPYは8月末にはCurseへと移動した。もはやCaladrius AllianceはDelve Coreにこれ以上付き合う義理もなくなった。
Caladrius Allianceは正式にDelve Coreへ脱退を通告し、再度GoTGへと加入した。いくつかオファーが来ていたが、もらえるMoonが一番よかったのがGoTGだったからという何とも悲しい理由だ…というのは冗談としても、北に住んでみたいというのも大きかった。
CaladriusはBranchへと展開し、当面は休息することになるだろう。またいつの日か、北で戦争が起こるまで。
ちなみにまだ4O-のCitadelは生存しているので、当面はここを巡って楽しめればと思っている。