対象:eve onlineを始めようか迷っている人・初心者・null未経験者
効能:eve onlineを始めたくなる。nullCorpに入社したくなる。※効果には個人差があります
使用上の注意:海水を注いではいけません。
Suzume Laurant は収容されていません。
更新に間が開いてもしれっと始めて行きます。
なんかもう、そういうものだと読者の方に思って頂いた方がよさそうですし。
ただ最近流石に書かなすぎたので、ちょっと頑張る期間にしていきます。
別に今回は特別な記事ではないですが、若干長くなったので前置きすっ飛ばして始めていきます。
ロークアルが襲われるとき、まあだいたいどういう流れで何が起こるかという話をします。システムだけなら攻略wikiとか見れば分かるでしょうけど、やっぱ実際にどうなのかってのは襲われて対応してみないと分かりませんし。
そもそもロークアルってなんや
ロークアル。EVEプレイヤーなればだいたい誰もが知っている船です。知っていますね? よろしい。
ジャンルは専用の『採掘支援母艦』。採掘艦隊全体に強力な採掘力バフを飛ばしつつ、鉱石圧縮機能を供給することでいちいち石を降ろさなくても長時間掘り続けられるようにして、さらに最近は採掘艦をブリッジして掘り場までぶっ飛ばしてくれるという素晴らしい能力も実装されました。
ドローンによる採掘力は……正直もうオマケレベルなんじゃないでしょうか。
ちなみに特殊なロークアル用のクローンベイなんかも使えますが、正直こいつはかなり使い勝手が悪いので、掘り場への移動手段としては微妙です。今は採掘艦ブリッジがあるので、使うならそいつでしょう。
また、インダストリアルコア起動時の恐ろしい防御力と豊富なスロットと電力リソースを利用したコンバットロークアルという用途もあります。
ゲテモノ感ありますが実際コレはガチです。攻撃力はあって無いようなものですが、電子戦ならできますし。
まあ今回は普通のリンクロークアルの話をしましょう。ロークアルはどのように捕獲され、どのように救助されるのか……あるいは撃沈されるのか。そんな話を順を追ってやってみようと思います。
ロークアルはキャピタルなのでお高いですが、最高の効率で生産活動をしようと思ったら絶対に出さなければならない船です。しかも最高の効率でリンクをしたり、圧縮能力を起動しようとすれば、インダストリアルコア起動が必要です。いえ、言い直しましょう。コア未起動で出したロークアルのリンクは範囲もバフ能力もゴミです。基本的にコアは起動されるものです。
そんでもってコア起動すれば5分間は逃走不可能な状態になりますので、敵が飛んでくれば基本的に捕まります。
ロークアルは美味しい獲物です。殺せたら脳汁の海に溺れるでしょう。平時における艦隊戦のチャンス、それがロークアルです。
ロークアル発見さる
とは言えロークアルの耐久力は並大抵でなく、まともな装備をしているロークアルは簡単に沈みません。
たかが数隻のローミングフリートでは、捕まえても殺せないのです。相手もしっかりと艦隊を編成する必要があり、ロークアルの居場所まで艦隊を持ってくる道と、それを指揮できるまともなFCが必要です。
まず稼働中のロークアルが発見されます。キャーコワーイ。
とは言え、シグネチャサイトを漁りに来た探検家なんぞに発見されても別に怖くありません。怖いのは艦隊を持ってこれる奴です。
近くに住んでる敵対勢力のキャラに見つかったりしたら危険。あるいは、普段タックラー(捕獲用の船)に乗りまくっていて、ロークアル沈めた経験もあるような奴に見つかったら、危ない奴らの本拠地に通じるワームホールが近場に空いて、獲物を探しているところじゃないかなと警戒します。
ロークアルの難しさは、こういうときに掘りを継続するか否かです。
敵に発見される度に掘りを中断していたら効率がゴミオブザゴミになります。それが何度も積み重なればロークアル一隻沈められるのと同じくらいの損になるでしょう。しかしガチで狙われてるときに掘りを中断しなかったらそれはそれで大損ですからね。
相手が大物狙いなのか。ロークアルを沈めうる艦隊を持ってこれるのか。これを判断せねばなりません。
ロークアル捕獲さる
まあ、諸々すっ飛ばしてロークアルが捕獲されたことにしましょう。
まずタックルを振りほどけるかです。
先程ロークアルの攻撃力は弱いと言いましたが、脆い艦を撃ち落とす程度の攻撃力はあります。なにしろコアでドローン攻撃力アップしますし。
Inty単騎とかの舐めたタックルだったらロークアルだけでタックラーをぶち殺せますが、実際はIntyのタックルで足止めして複数のdictorが引き継ぎバブルを置きまくる、というのがガチなやり方ですね。ドローンにやられないよう、バブルを置いては離脱したり、味方に回復してもらったりできますし。
ここらで防衛側も第一陣が出るでしょう。
いつでも臨戦態勢のPvPerたちがカラカルにでも乗って、タックラー排除に飛び出してくる頃です。
まあ、タックラーの排除にも失敗して、ロークアルが本格的に捕まったことにしましょう。スピード重視で先行したタックラーがロークアルを捕まえてる間に、ロークアルを撃沈するためのDPS艦を含む、敵の本隊が到着します。
さて、ロークアルを沈めるために使う船は何か。
最近はとにかくkikimoraかボンバーがメインDPSを務めている印象ですね。
どちらもえげつないDPSが出る小型船です。
kikimoraは艦の特性として、高DPSだけではなく電池攻撃に適性があり、さらに敵の迎撃艦隊をある程度相手できる戦闘力があります。
ボンバーは……えーと、トルピードは対キャピタルじゃないと碌に火力出ないし、トルピードに賭けるfitだとどうせボム打たないし、covertドロップで動けるっつってもどうせdictorは乗れないからロークアル狙うには向かないし……でもタックラーやロジ(ヒーラー)にT3CLを使った、完全にcovertドロップだけのフリートならもちろんボンバーが使われるでしょう。
あるいは、ワームホール勢力の本拠地に繋がってしまったりしたら、ガッツリ重い船を出してくるでしょうね。
なにしろワムホ勢力は、一つの穴で養える人数に限りがある&戦力の移動にも難儀するので少数精鋭になりがちです。
超重量DPS艦レシャクや、電池を吸って吸って吸い殺す事しか考えてない電池殺しのバールゴーンが穴からわさわさ出てくるでしょう。
それを相手にロークアルはひたすら耐えます。
シールドを回復しつつ、キャパシタブースターを食べまくって電力を補うのです。コア起動中のロークアルは確かに逃走不能ではあるんですが、電子戦耐性が付いたり、自己回復能力が上がったりもするので、実際耐えます。
大抵の場合、相手はロークアルの回復能力を超えるDPSをぶつけてきますし、ただでさえ電池の消費量が回復量を超えてるところに電池攻撃を仕掛けてきますので、最終的にはロークアルは死にます。
では何故耐えるか。味方の救援を待つためです。
我が方、反攻せり
ロークアルが捕獲された時点で、味方に対してpingが打たれます。discordで@everyoneが飛ぶわけです。
ロークアルパイロットや掘り場に居る人は敵の所属と構成を報告し、それを見て対応可能なFCが艦隊を編成します。
こうした緊急招集は、別にロークアルに限らず「Flash Form」と言われます。
とは言え、招集にも時間は掛かります。
その間におそらくロークアルは電池が枯渇し、シールドもぶち抜かれてしまうでしょう。
そこでロークアルは最大の武器を……いや武器じゃないな。盾だ。最大の盾であるPANICモジュールを起動します。
PANICを起動したロークアルは約5分間(搭乗者のスキル次第)完全無敵となり、さらに電池やシールドの自動回復力も爆上がりします。PANICは使用後に燃え尽きて修理するまで使えなくなるので、これは一襲撃一度きりの切り札です。
これは時間稼ぎにもなるのですが、同時に消耗したロークアルが回復する時間でもあります。シールドをもう一回使えるので、PANICが切れた後も最後の時間稼ぎができるのです。
……あ、さっき完全無敵と言いましたが、それはダメージを受けないってだけで電池攻撃は普通に効きます。なのでPANIC中も電池を巡る攻防はあります。
PANICが切れる頃には救援艦隊も招集が済んでいるでしょう。そうでなきゃいけません。
ちなみにPANICが切れた後に、救援艦隊編成の時間を稼ぐため、さらにFAXを突っ込んで耐えるという手もあります。
FAXは要するに、ヒーラー役のキャピタル艦です。
こいつは堅いし、味方だろうが自分だろうがめっちゃ回復させます。さらにリモートキャパシタトランスミッター、要するに電池回復もできるので、これが付いてればロークアルはとても安心。
となれば敵はFAXから排除しようと考えるでしょうが、こいつがまた堅ぇんだ。
まあ結局は時間稼ぎでして、集まった敵を倒しきるだけの艦隊が編成できなければ美味しい餌が増えるだけで無意味なんですが……
後はもうあんまりできることないと思います。
艦隊編成が間に合わなければロークアルはそのまま死に、間に合えばバトルになります。
少数精鋭重量編成にせよkikimoraにせよ、追加の艦隊を投入する余裕は普通無いので、まあそこに居る艦隊をぶっ飛ばしてしまえばどうにかなるでしょう。
とは言え、艦隊編成ができない時間帯だと対応は難しいです。我々カラドリウスにとってはつまり、日本時間の夜だけが大丈夫な時間帯ですね。救援艦隊が出ない時間帯はロークアル自体使わないように気をつけています。
そして日本時間の夜なら、だいたいの襲撃には対応できます……今のとこ。
襲撃対応に必要なのは、頭数や戦闘力もですし、何よりもノウハウ。
今回私が書いた『ロークアル襲撃の流れ』も経験の賜物で、これが分かっているからこそ襲撃対応が適切にできる。だからこそカラドリウスはロークアルを運用できているわけです。ロークアルに限らず、キャピタルは全般高いし、それぞれに狙われやすさと『捕まえやすさ』が設定されているので、ちゃんと運用できるノウハウがある組織の傘下でないとマジでぼんがぼんが沈む。
あなたもキャピタルに乗りたければカラドリウスにいらっしゃいませ~。
……まあTenal Warの終盤なんかは、日本時間夜にいっぱい人が居るFRT(中華系・今は味方)がすぐ近くに通常艦隊を置いてたから、流石にウチもロークアルなんか出せない状況でしたけどね……
そんなわけで今回はロークアル襲撃の流れでした。
次回は、助けようと思っても助かるわけがないクソロークアルたちの死に様を見ていこうかと思います。
この記事を書いたSuzume Laurantは羊社 Electric Sheep Machinery に所属してます。
公開CH:羊への入り方
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