Null Sec情勢解説:2017年8月編

(ここに出てくる組織名などは詳しくは昔の私の勢力解説記事を読んでほしい。少し古いが、いまだに役に立つ)

このCoalition MAPはCaladriusのメンバーである、Ayameさんがいつも作成してくれている。手間暇をかけてこちらの要望に応えてくれて非常に助かっている。最初にここで謝意を表明したい。

さて、Hakonen…約束された土地はTributeへの入り口であるM-OEE8へとほど近く、そしてCloning施設を備えたNPC Stationがあり、Tribute攻撃を行うには絶好の場所である。もともとはTEST Alliance Please Ignore(以下TEST)がLegacy Coalitionとしてではなく、暇なので単独で北へと侵攻したのが始まりであった。それは前のBelさんの記事で詳しく書かれているので、そちらを参照してほしい。

だが、要するに、これも政治であった。TESTは南部でこれ以上もめごとを起こす名分が立たず、そして起こすつもりもなかった。それにTESTは一度Sort Dragon(Darkness.のCEOであり、Guardians of the Galaxy〈以下GotG〉のCEOでもある)の指揮の元敗北した歴史を持つ。それがFountain Warである。Fountain Warは今でもいろいろとネタにされる戦いである。発端が、Fanfestにて…これ以上続けると長くなるので、またの機会にしたい。

TESTの艦隊は縦横無尽に暴れまわることを夢見ていたのだが、Tenalにも来たのがよくなかった。Tenalは邪魔されたくないNorthern Coalition.(以下NCdot)/Pandemic Legion(以下PL)のRatterが住んでおり(そここそが彼らのHomeなのだ)、それを脅かす位置にTESTの艦隊が来たとなって黙っているような玉無しでは当然なかった。数度の戦いを経て、TESTは正面決戦をあきらめ、GotG/NCdot/PLに押し出されるようにObeへと撤退した。

Obeへの撤退とほぼ同時にGoonswarm Federation(以下GSF)の総帥であるMittani閣下の演説が行われ、Northern Warの幕開けとなった。

Mittani閣下の演説はまず間違いなくDonald Trump、というよりも現在の現実の政治状況とEVEの政治状況を組み合わせたものであり、デマゴーグの傑作といえると思っている。詳しくは前の記事を読んでほしい。NCdot/PLは精鋭を集めたところで有名だし、そもそもGotGはEVEのNull Secの状況に詳しくない限り実態を知られているとはとても言えないからだ。ただ、直接の原因はPLのDelveでの”火遊び”にあると思っている。DelveではPLがNPC Stationを拠点としてRorqualやRatterを襲いまくっていたからだ。たとえば、こんな虐殺が2月にあった。これが毎日のように繰り返されていると思うと悪夢のほかない。

というわけでMittani閣下は北へと出兵し、PLを北の戦争にくぎ付けにする必要が出てきた。そして北の戦争に介入し、戦争は”1%”のNew Edenを支配するEliteとそれ以外の戦いになった。(Mittani的New Eden観であり、効果には個人差があります)

Mittani閣下は一方的にTESTへの好意を演説にて表明し、共闘の可能性もちらつかせたが、Progodlegend(TESTの現在の総司令官≠CEO、以下PGL)はそれをすぐさま否定。Legacyの政治的立場上、もしImperiumと”共闘”などすれば内部で問題が噴出し、弱体化することは間違いないからだ。Imperiumというよりも、GSFに対して敵意を隠さないCO2, Mittaniとそりが合わずにGSFを脱藩したTactical Supremacy(以下TIKLE)など、GSFと問題を抱えてきたAllianceが少なくない。

GSFの乱入によって北部のパワーバランス、GotG/NCdot/PL(United North Coalition、以下UNC)の圧倒的優位というパワーバランスが崩壊するかに思えた。しかし、それはNCdotとPLを本気にさせ、彼らのMothershipやTitanを総動員させる結果になっただけだった。

それは、2度にわたるHakonenの戦いで明らかになる。HakonenのNPC Stationをいつまでも使うわけにはいかないためImperiumはFortizarを設置しようとした。

第一次Hakonenの戦いは設置されたFortizarを巡って行われたものであり、日本時間8月8日の午前9時ごろから開戦した。UNCはFortizarの設置を阻止し、そして破壊するべく、そしてImperiumはそれを守るべく、TESTはUNCを殺すために、それぞれの思惑を抱えて開戦した。だがしかし、ImperiumとTESTのSupercapital Fleetが出てこないことを知っているNCdot/PLは潤沢なそのSupercapital Fleetを投入し、戦場を支配した。

最終的にNCdot/PLは104隻のMothershipを投入した。それに対してGSFは86隻のCarrierしか動員できず、制宙権を失った。Imperium側は、主力艦隊としてTyphoon艦隊を編成したものの、TiDiによるミサイルのダメージ効率の低下もあり、艦隊決戦には勝つことができなかった。双方の損害はUNC側が41Bの損害を被り、Imperium/TEST側が97Bの損害を被った。この戦いでImperium側のCapital Fleetが無事だった理由はただ一つで、これがLow Secで行われた戦いだったからだ。もし、Null Secで戦いが行われていれば、殲滅されたことだろう。

そして、第二次Hakonenの戦いも同じようにImperiumのFortizarを巡って争われた。第二次Hakonenの戦いは第一次よりさらに激しくなった。戦訓を得たImperiumはTyphoonのFITを見直し、近距離戦へと適合させた。UNCの一角であるGotGのMachariel FleetはEWARに苦しめられ、そしてにじり寄られた結果、急速に壊滅しつつあった。今回の戦いではDreadnoughtを投入することを決断していたImperium艦隊とTEST艦隊は、UNCのMothership艦隊の近くにDreadnought艦隊を投入した。だが、その思惑はうまくいかず、NCdot/PLのTitan艦隊を呼び寄せただけの結果に終わり、UNC側は速やかにそれらを掃除した。このDreadnought艦隊の攻撃は結局サーバーの問題で落とされたGotGのNyxを1隻轟沈させることに成功しただけだった。そして、制宙権は完全にUNC側の手に落ち、MothershipとCarrierは自由にTyphoon艦隊へと攻撃機を発艦させた。ImperiumとTESTにとって悪いことは続く、Shadow Cartelという北部では大きな勢力を持っているLow Sec海賊がUNC側として参戦、Imperium艦隊とTEST艦隊は撤退せざるを得なかった。この戦いでImperium/TESTは250b以上を失い、UNC側は80bの損害を被った。

だが、この2つの失敗であきらめるようなImperiumではない。さらに追加でFortizarを設置した。戦いは続き、第三次Hakonenの戦いが迫っている。

北部での戦いをTESTが満喫している間に、問題が起きる。Legacy Coalitionの一員であるCircle of Two(以下CO2)がDrone Regions Federation(以下DRF)と深い関係を持っていたFeythabolisに展開していたロシア系のWings Wanderersにたいしてが攻撃を仕掛けた。さらには、突然、NIP(Non Invasion Pactの略でSOV Warをしないという包括的な合意)を破棄しPhoenix Federation(以下PF)に対しても、CO2は攻撃を仕掛け、南部は騒然とした。

北へと主力のCapital艦隊をもっていっている、そしてさらにはDRFやPFとも深い関係にあるTESTは困惑し、揺さぶられることになった。私としては何でこのタイミングで寄りにもよって、DRFやPFを攻撃したのか全く分からない。Spyのもたらした情報によれば、PGLはよほど困惑しているそうである。

TESTにとって大きな問題は、DRFと現在ブルーであり、CO2の攻撃も、防衛も助けることができない。ここでStandingをリセットすることは外交的にDRFをUNC側に寄せることになりかねない。そもそもMTOのFortizarは間違いなく破壊されることになる。そうするとすべての北部への移動の手間が無駄となり、退路も断たれる。多くの資産が、北にて凍結されるということになりかねない。進も地獄、下がるも地獄といったところである。

現在のところ、TESTの外交態度は非常に単純で効果的なものを採用している。態度を明確にしていない。これに尽きる。Legacy Coalitionとしては、現在のところCO2の本土を襲われたわけではない。ImpassのCO2の本土は無事であり、外側で火遊びしているだけだ、たとえそれが攻撃であっても、という逃げ口上は今のところ通用する。だが、これが、本物の戦争へと発展した場合どうなるのか?DRFはすでに過敏に反応し、艦隊を南部へと展開させつつある。非常に難しい情勢へとなってきた。だが、いったん南での戦いは見えないことにし、北での戦いに注力を続けるようだ。

これは単なる私の予想だ、何の裏付けもない予想に過ぎないが、北部戦争によってGSFとTESTが深い仲になるのをCO2は恐れたのではないか。もしこのまま北での”共闘”が続けば、CO2がいつ次の”おかしな行動”に出てもおかしくないだろう。

さらにLegacyにとって悪いニュースは続く。Soviet-Unionを中心としたStainwagonがFountainでの休息を終えStainへと帰ってきつつある。彼らが本格的にEsoteriaを燃やし始めたとき、Legacyは対抗できるのだろうか。いや、いつまで緩やかなCoalitionであるLegacyが持つのだろうか。この夏はMoon Miningの変更に向けて各Coalitionの思惑もあり、大きく領土が動きそうである。

まとめの画像を乗っけて、今回は終わりとする。

Foch Petain is a member of Caladrius Alliance, SAKUMA Drop.