ESPM記事 Suzumeのnullへの誘い その他

電気羊SUZUME LAURANTの完璧に幸福なNULL生活 #78

対象:eve onlineを始めようか迷っている人・初心者・null未経験者
効能:eve onlineを始めたくなる。nullCorpに入社したくなる。※効果には個人差があります
使用上の注意:ここから出て行くのは、禁止。

エターナルフォース Suzume Laurant :相手は死ぬ

前回は二週間分書くとか言っておいて、結局一ヶ月以上ブログサボってました。申し訳ない。
ちょっとリアル仕事が忙しかったのと、eveの方も忙しかったのが原因です。

ブラックアウトが終わって以降、うちのコアリションはちょっとばかし戦争中です。

カラドリウスの領土はブランチリージョンからテナルリージョンにまたがって存在しているのですが、そのテナルが今回の戦場。お陰でいろいろと物騒なことになってます。

燃え上がるテナル。じわっとオレンジに表示されてる場所は領有権発生マシーンみたいなものが攻撃されて、防御側が設定した時間に戦闘が予定されているシステムです。

経緯を述べますと、以前はテナルの半分以上、NC.(ノーザンコアリション ドット。なお、このドットを抜かすと『ドットを付けろよデコ助野郎!』と怒られる)やPL(パンデミックレギオン。今は活動が下火?)の領地だったのですが、うちのコアリションが夏前くらいにここへ侵略して奪っていたんです。
まあRR(レンジャーレジメント。うちのコアリションに参加してる中華系アライアンス)の領土になったので、別にカラドリウスとしては何の得もしてないんですが……

NC.のロゴ

NC.が『アイルビーバック』と言ったかどうかは知りませんが、BO明けに合わせるようにNC.がレコンキスタを開始。
現在テナルは絶賛炎上中で、それなりの規模の戦闘がちょくちょく発生しております。正直どこが落とし所になるやら分かりませんが、しばらくは楽しい艦隊戦日和になることでしょう。
私も毎晩のようにスクランブル発進しております。

あと、近況報告としてはこれ。
近況報告と言うよりも割と前からの話ですが宇宙最大のマーケット、ジタ4-4の改修工事が始まっています。

これはちょっと前の写真。

ステーションの下や後ろに何か突き出してます。
ワイヤーフレーム。

ここからは先週の。工事の進捗が見て取れます。

パソコンがへっぽこなのでこういう撮影の時だけ最高画質にする。

別に何が変わるわけでもないんですが、やっぱジタ4-4は特別扱いに値しますよね。

初心者及びHi-Secの皆さんをnullへ誘う初心者シリーズ記事の目次はこちらから。シリーズまとめ読みはこちらをどうぞ。

今回は、2ヶ月続いたブラックアウトのお話です。

月例経済報告つまみ読み

ブラックアウトを論じるのに、公式が出してるMonthly Economic Reportを参照するとしましょう。

月例経済報告……何かと言えば、読んで字の如く。New EDEN全体でどのような活動が行われたかのまとめデータを、毎月運営さんが公開しているんです。
グラフだけではなく、そのグラフを作るためのデータなんかもダウンロード可能。まあさすがに完全な生データじゃなく、多少の編集はされてますが。

2019年9月のまとめはこちらから。

とにかく、このMERからブラックアウトの影響を見ていきます。ものすごい大雑把に。
なお以下の分析はあくまでsuzumeの私見であり、カラドリウスの公式見解とは限りませんし正しいかどうかも分かりませんがご了承ください。

まずこれ。
ISKの生産と消費のグラフなんですが、とりあえず一番上の黄色い線にご注目下さい。これがNPC殺害賞金のグラフです。

例によって賞金収入はエグい減り方です。どこでブラックアウトが始まったか、そして終わったか丸分かりですね。
eve online の統計を見ていますと、全体的に夏は落ち込んで秋頃からいろいろ盛んになっていく傾向があるのですが(だから影響が少しでも小さいであろう夏場にブラックアウトを突っ込んだんだろうなあ)、そんな流れをぶった切ってストーン! と落ちてます。
そしてブラックアウトの終了で回復の兆しも、まだブラックアウト前の水準にも達していません。
まあこれが回復しきったらまたブラックアウトが来るのかも知れませんが。

次に採掘を見ていきます。

下側にある黄色い線が採掘のグラフです。量ではなく金額です。

まず、今年の4月にがくっと採掘額が落ちてますが、これは採掘艦の親玉ロークアルにいろいろとナーフが入った結果ですね。
採掘ドローンが採掘量減らしたうえ重くなって待避させにくくなったり、ロークアルそのものが多少柔らかくなったり。 単にロークアルの採掘量が減っただけじゃなくロークアル使うのを止めた人も居るはずです。

その後、ブラックアウト前にぐわーっと駆け込み需要のような採掘の山が出来ています。
その後は低調……と言いたいんですが、むしろこれは底堅く持ちこたえた方ではないかと思います。

金額ベースで見ると確かに減ってるんですが、ラット収入と比較すればそこまでガクッと減ってるわけじゃありません。
これはあくまで私見ですが、思うに、皆さん結局月資源だけは採掘を続けていたんじゃないでしょうか。
(カラドリウスも最初の頃放置してた月を結局ブラックアウト中に強行採掘するようになった)
通常鉱石に比べて月資源は高価です。『総採掘額』として考えればおそらく額面のほとんどを占めるのは月資源であり、月資源がそこそこ掘られている以上そこまで採掘額は下落しなかったのではないでしょうか。

この推測の根拠は、ジタのマーケットでの月資源価格推移です。

推移を見てみますと、まずBOの告知があった時点でいくつかの月資源が値上がりしていました。これは投機的に買われたものでしょう。BO中は採掘が困難になり、月資源が値上がりするという予測から買いが入ったんでしょうね。
ところがその後、月資源の値段は横ばいか下がるか、といったところでした。
みんな勿体なくて月資源は掘ってたけど、BO中なので高い船は使いがたい(=沈む機会も需要も減少した)とか、単に大規模な戦闘が少なかったとか、まあそういう理由で結局値下がった感じでしょうか。

一方で通常のミネラルは普通に値上がりしていました。と言うかBO開始で値上がりした分が戻らず、その値上がりがじわじわと船の値段にも波及しておりました。
そりゃあ大規模な戦争が無くても船は毎日沈んでるわけで、しかしBO中に無理して掘るほどの価値は通常鉱石にありませんし。
BOが終わってようやく下がってきましたね。

採掘額の件に関しては『通常ミネラルが値上がったことで採掘額がいくらか下支えされたのでは?』とアライアンスの某氏に突っ込まれたのですが……ううむ、どうなのだろう。

次は船の破壊額を見てみます。と言うかさっきと同じグラフなんですが。

青い線が船の破壊額です。ちなみに、バックの薄くて細い線は1日単位での推移を表しています。ギザギザなのは毎週末に跳ね上がっているためです。

破壊額、ぶっちゃけ私は減るんじゃないかと思ってたんですよ。みんなラッティングとか採掘をしなくなる分、獲物が減って。
実際のとこ、減るわけでも増えるわけでもなく横ばいだったようです。じわっと下がってはいますけど。
獲物の絶対数が減った分、狩られやすくなったことでキルがトントンになったということでしょうか。
ただ注目するべきは採掘額<破壊額になっていることでしょうか。全体として見れば割と破壊に対して採掘の方が優勢で推移していたのですが、BO期間は割とハッキリ採掘が劣勢に見えます。と言いましてもBO直前の跳ねを別にすれば、春のロークアル弱体化以降の流れそのままという印象ですが。

最後にマネーサプライのグラフをちょろっと見てみましょう。

アクティブなキャラクターと会社が持っているISKの総額です。
増える一方だったISKがBOによってひとまず抑制されたことを示しています。

結局ブラックアウトとはなんだったのか?

さて。宇宙に衝撃をもたらしたブラックアウトとは結局何だったのでしょうか。

まず、運営の狙いの一つがISK(現ナマ)生産の抑制であることは確実でしょう。
VNI(ベクサー海軍仕様)や空母系などラッティング船の弱体化、戦闘サイトのリポップ間隔延長、そして船舶保険の支払い抑制など、このところずっと続いていたISK供給絞りの延長に今回のブラックアウトがあると見るべきでしょうね。

ブラックアウトによってカジュアルなラッティングが抑制され、カプセラ達は厳重な護衛を付けたごく一部のシステムに引きこもってのラッティングを余儀なくされました。
ちなみにうちでもコアリションの方でラッティング場所を設定してまして、カラドリウスもお世話になっていたり。
とにかくこれだけラッティング可能な場所が制限され、襲撃に対しても弱くなればISK供給が減ることはコーラを飲めばゲップが出ることくらい当然です。

そしてこれはISK供給のバランスを調整するため強制的に設けられたインターバル。
正確には、その施策がどの程度機能するかの社会実験も兼ねたイベントだったわけですね。

となると、今後もISK量がヤバくなる度にブラックアウトするのか……?
ただ、結局の所これはバランス調整のための『異常事態』であり、もし運営さんが以前言っていた「恒常化もあり得る」が実現するのだとしたら、何らかの条件緩和あるいは別種のてこ入れが出てくるのだろうという気はします。
あの環境で戦争起こったら通常鉱石は枯渇しそうだし……

それに付随する話として運営さんは「bot野郎に大打撃を与えた」ともおっしゃっています。ブラックアウト終了告知の記事とかでもまずその話。
botはあらゆるオンゲに付きまとう癌。まともに遊んでいるプレイヤーの敵。
こいつらはローカルチャットを読み取って待避したりするので、ブラックアウトによって事実上活動不能になっているというわけです。
……ただ、ラッティングbot壊滅でISK発行の抑制はできたとしても、探検botはブラックアウト中もめっちゃ元気だったからなー。
うちで探検をよくやってる某氏曰く、探検botはむしろブラックアウトに対応した改良が為されていたとの話。
ブラックアウトの正当化にbotの話を持ち出すのは、賛否ある施策を講じるときに反論しがたい大義名分にお題目をすり替える、現実世界の政治でもよくあるなんかに感じなくもないです。だがbotは死ね。

それと、ブラックアウトのような施策で意図的にカオスな状況を作り出すことで訓練されたカプセラの興味を惹きたいのではないか? というのを運営発言の端々から感じなくもないです。
ブラックアウトは「アクティブなアカウントは減ったが中の人ベースではプレイヤーが増えた」とかいう話もあり(ソースは運営発言?)、これが本当だとしたらかつてeveを離れた訓カプの皆様を引き戻したと言えるでしょう。
……特に何か変わった気はしないけど、本当にそんな増えてるのだろうか。そしてそれは持続するのだろうか。

運営さんはなんか今後も「混沌の時代を作る」とか言ってまして、それもこの推測の裏付けになるでしょうか。
プレイ期間ばかりが長くなっていく万年初心者の私ですが、何が起こるか楽しみにしてはいます。 何がどうなろうとブログのネタにはなりますしね!

ちなみに、こちらは同時接続数を監視しているサイトなのですが
EVE-Offline :: EVE-Online Status monitor

同接数の推移はちょっと怪しい雰囲気。まさか減った分が全部ラッティングbotってわけでもあるまいし。
これが年末にかけてどう推移するかですね。元通り回復するか否か。
最近もまたログインボーナスイベントが開催されているんですが、例によってΩアカウントの方がたっぷり報酬を貰えるイベントなのにPLEXの値段がいまいち上がりきらないように感じています。
少なくとも数の上で人は減っているようですが、質の変化とか入れ替わりはあったのでしょうか?
ブラックアウトでメンバーがeveやめちゃって事実上崩壊したアライアンスの話とかも聞きますが……

ともあれ、カラドリウスではブラックアウト中に課金を控えていた方やFF14に旅立っていた方も帰ってきてまた領土に賑わいが戻ってきております。
入社してヌルへ来たその日に大規模戦に参加して轟沈することも可能!(最近あった実話) 皆様の入社をお待ちしております!

次回:採掘艦隊防衛戦!
またもバトルレポートです。月資源採掘基地でバトって来ました。

この記事を書いたSuzume Laurantは羊社 Electric Sheep Machinery に所属してます。
公開CH:羊への入り方
簡単に言うとJPCHと入り方は同じです。
・チャットウインドウの左肩にある小さな吹き出しアイコン(Open Channel Window)をクリック
・出てきたウインドウの上側にあるCHANNEL NAME入力欄に 羊 と入力してJOINをクリック。

雑談だけでも構いません。
皆様のご来訪を社員一同お待ちしております。

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