ESPM記事 Suzumeのnullへの誘い

電気羊SUZUME LAURANTの完璧に幸福なNULL生活 #84

対象:eve onlineを始めようか迷っている人・初心者・null未経験者
効能:eve onlineを始めたくなる。nullCorpに入社したくなる。※効果には個人差があります
使用上の注意:このブログは不要不急です。

いつか Suzume Laurant は膝の上の猫に喰われるかも知れない。そう考えるとケツイがみなぎってきた。

北部の戦争は終結し、だいたい前回のブログで報告した情勢になっています。

DEADコアリションは解散し、シベリアンスクアッドはLegacy(TEST系の勢力)へ。
RRやDARKNESS.はImperium(Goon系の勢力)へ。
他のアライアンスもシベリアンに吸収されたり、トップの独断で突如としてアライアンス自体が解散されて路頭に迷ったり(アカン)しました。
そして我々カラドリウスはPandafamへ。BranchとTenalはだいたいPandafamの金策領域として接収されました。

と言っても未プレイの方やヌルの勢力に関して詳しくない方は何の事やら分からないと思いますので勢力解説をざっくりおさらい。
PandafamというのはPanfam+(パンダをロゴにしている)FRTのこと。今回の戦争で主に攻めてきた勢力です。カラドリウスはこちらにゲタを預けることになりました。
シベリアンスクアッドは名前の通りロシア系の勢力で、DEADコアリションの仲間だったアライアンス。今回の戦争でコアリションの艦隊を度々率いた敏腕FC(艦隊司令官)・Hanzo Viper氏が所属しています。こちらはDekleinへ遊びに来てDEADを攻撃して、結果的にDEADに二正面作戦を強いたTESTに連なる勢力になったわけです。
RRはDEAD内の最大勢力だった中華系アライアンス。DARKNESS.はコアリションCEO(リーダー)でもあったSort Dragon氏の率いる中核アライアンスです。ここは今回の戦争で援軍に来ていたGoonの方へ行ったわけですね。ただ、Goon本体からのオファーもあったけれどそれを蹴ってGoon系勢力の一つであるInitiative関係のとこへ行ったとのこと。事情はよく知りませんがそっちの方が条件が良かったんでしょう。

まあ、ヌルの戦争なんてこんなもんです。負ければ損をしますがゲームオーバーは無いので、コアリションが解散しようと、流出した人材の戦闘力を求めてどこからかオファーがかかり、またみんな新たな活躍の場を見つけていくのです。
戦争中は割と皆さん口汚く煽り合ってらっしゃるようですが(この辺のノリはやはり洋ゲー……)、戦争の敵味方すら一時的なチーム分けでしかなく、昨日の敵が今日の友だったり逆だったりするもんです。
と言うわけでカラドリウス先生の次回作にご期待ください。

そう言えば前回のブログで「なんかアライアンスの方から戦争の振り返り記事が出るかも」みたいな話をしましたが、なんかそれ私がインタビュー記事の形式で書くことになりまして今まとめてます。かみんぐすーん。

初心者及びHi-Secの皆さんをnullへ誘う初心者シリーズ記事の目次はこちらから。シリーズまとめ読みはこちらをどうぞ。

エントーシスが何なのか、という話は前回ざっとやりましたんで、今回はエントーシスに使う船の解説をしていこうと思います。

尚、エントーシスの護衛や敵排除に用いる戦闘艦は本当に場合によりけりですので説明は割愛します。
あくまでエントーシスリンクを直接使用する船の話です。

サイジル ~俺の輸送艦がこんなに堅いはずない~

サイジル。アマー帝国の輸送艦である。
ふざけているわけではない。輸送艦である。
みんたまは速いのと核爆発が大好きだが、アマー帝国は堅くて重いのが大好きである。
それは輸送艦に至るまで徹底しており、アマーの輸送艦であるサイジルは実に堅い。

輸送艦は総じてHPが低い代わりにシールドの自動回復速度が早いんですが、サイジルはロースロットが飛び抜けて多い輸送艦で、ここにシールド回復速度をアップする『シールドパワーリレー』をガン積みすると結構えぐい回復力になります。
ミドルスロットにはシールドHPとレジストを上げる装備を。ハイスロットには例によってエントーシスリンクを。
……これで、電池要らずでシールドがすごい勢いで自動回復する、堅い上に大してスキルが必要無いエントーシス艦が爆誕します。
そう、こいつは所詮輸送艦なので、乗るために必要なスキルがめっちゃ軽いんです。
おまけに輸送艦スキルを上げても硬さは全く変わらないので操船スキルはレベルⅠでOKという親切設計。
アカウントをいっぱい持っている人は、とりあえずみんなこのエントーシスサイジルに乗れるようにしておくとめっちゃエントーシス戦で強いです。アカウント数の暴力で、出現するノードを片っ端から焼き払えます。
しかも堅い。流石に敵が数隻居たりすると落ちますが、相手が単艦なら割と回復力の方が上回ってしまうと言う……ねえ、キミ本当に輸送艦?

とにかく、エントーシス戦で沢山数を出して使う『歩兵』として宇宙全域でポピュラーなのがこのサイジルだったりします。
言うまでもなく戦闘は専門外ですので、敵が来たら味方任せではありますが。

ちなみに自動回復力による硬さの活用として、ジャンプフレイターを動かすためのサイノ艦としても大人気です。普通の船でサイノが使えなくなる代わりにJF用のサイノが実装されて輸送艦で出せるようになった直後は、普段1M台のサイジルが4Mを超える高騰を見せたりしました。
サイノ中は入港やワープで逃げる事が出来ないので、サイノを焚く船は常に轟沈のリスクが付きまとうのですが、サイジルは敵が一人や二人飛んできても普通に耐えてしまいますから実に安定感があります。
仮に沈んでもどうせ普通の輸送艦だからお財布は大して痛まないし……

サイジルほど輸送以外の用途で使われている輸送艦は無いと思います。なんだこれ。

ドレイク ~無敵艦隊を打ち破れ~

堅くて、できればミサイルくらい撃てるようなエントーシス艦が欲しい……
そんなあなたにオススメするのがこれ。ドレイクです。

ガレンテバトルクルーザーのスキルに応じて、シールドレジスタンスとキネティック属性のヘビー(アサルト)ミサイルダメージボーナスが付くという強力な戦闘艦。ライトドローンも5匹展開できます。
要するにスキルが必要だけど堅くて強いんです。
しかも所詮T1艦なのでお安い。爆発四散のリスクが高いエントーシス艦にはもってこいですね。

ちなみにハイスロットは7ですがミサイルランチャーは6しか積めないので、残りの1スロットにエントーシスリンクを突っ込むのに丁度イイカンジだったりします。

サイジルみたいにあんまり大量に出すことはできないでしょうけれど、戦闘担当のキャラをエントーシスに出すのであればドレイクは有用な選択肢でしょう。
多少の攻撃を食らってもへっちゃらですし、それどころか舐めた数の相手は返り討ちにできてしまうかも知れません。

ビフレスト ~速さと核と厨二病神話の国から~

ビフレスト。これは指揮型駆逐艦という艦種の船です。
何故これがエントーシスに有用なのか? という話をするには、まず指揮型駆逐艦の性質から話さなければなりますまい。

指揮型駆逐艦はリンク(つまり味方に対する範囲バフ)を使う能力があり、さらにマイクロジャンプフィールドジェネレーターという奇抜な装備を使用可能です。

リンクに関してはまあいいとして、マイクロジャンプフィールドジェネレーターは使用すると周囲の船ごと100km先までぶっ飛ぶというクレイジーな能力を持ちます。
これを十全に活かせるプレイヤースキルの持ち主はそうそう居ないんですが、例えば敵のロジ(回復役)だけを遙か彼方へ拉致し、敵の艦隊を機能不全に陥らせて殲滅するという素敵な作戦も可能です。

で、こいつをエントーシスに使うとどうなるか。

まずリンク能力を活かし、自分一人の速度をアップするためだけに速度リンクを焚き続けます。
これによってエントーシスしながらも超高速で走り回ることが可能になり(そもそも駆逐艦の一種なのでただでさえ動作が軽快)、敵が飛んできてもそう簡単に捕まらなくなります。

さらに敵に捕まりそうになったらマイクロジャンプフィールドジェネレーターを使って100kmの彼方に退避可能。
エントーシス中はワープ不可能なので普通はそう簡単に逃げられないのですが、マイクロジャンプフィールドジェネレーターは起動可能だったりします。とりあえず100km離れてしまえば持ち前の足で襲撃者から逃げ切ってしまえるでしょう。

さらにさらに、マイクロジャンプフィールドジェネレーターは前述の通り敵を拉致することも可能。
ビフレスト単騎では落とせないはずの、敵のエントーシスサイジルを100kmの彼方に拉致して、エントーシスリンクの射程外にすることで無理やりエントーシスを中断させるという荒技も可能です。

指揮型駆逐艦の中でもビフレストが選ばれる理由は、まあもう言うまでもないでしょう。こいつがみんたま製だからです。例によって素で早く、速度アップのリンクにボーナスが付きます。

ひらりひらりと敵から逃げ続け、危険な状況下でも任務を遂行する姿はまさにキングオブエントーシス。
と言いたいところですが、なんだかんだで割と沈んでる気もしますので絶対は無いですね。確かに性質上、沈みにくいことは沈みにくいんですが。
結局一番強いのは、護衛艦隊で周辺を制圧しつつエントーシス艦をいっぱい出す事だと思います。身も蓋もねえ。
尚こいつは当然スキルもクソ重いです。エントーシス艦としてのビフレストのスペックを引き出すにはリンクスキルも取得しないといけないのですから。

補足 エントーシスリンクのランクについて

ところでエントーシスに使う、このエントーシスリンクという装備品。(※注:味方にバフを飛ばす『リンク』とは無関係の装備です)
例によって例に漏れず、T1とT2が存在します。

例えばランチャーやタレットでしたら、高スキルが必要なT2品は性能が高くT2弾が使用可能だったりするのですが、エントーシスリンクは効果そのものは全く同じです。
では何が違うか?

T1のエントーシスリンクは5分、T2のエントーシスリンクは2分を1周期として動作するんです。

エントーシスリンクは実は、起動してすぐに効果を及ぼすわけではなく、1周期の暖機運転をした後にタイマーの消化が始まるのです。
つまりT1のエントーシスリンクはT2に比べると3分間も余計に時間が掛かることになります。

さらに、ノードを焼却した後も周期が終わるまではワープ不能の状態が続きます。
T1エントーシスリンクは仕事が終わった後もしばらくその場に拘束されてしまいがちなのですが、T2エントーシスリンクは取り回しが良くすぐに周期の切れ目が来ます。

たかが数分、されど数分。時間との闘いになるエントーシス戦ではこの差がかなり重要になったりします。
ただ、T2エントーシスリンクは信じられないくらい高いので(なんと100M以上……)、結局T1エントーシスリンクを載せたサイジルを沢山出すみたいな作戦になりがちです。
ビフレストに乗せるんならむしろT2じゃなきゃあかんみたいなところありますけどね……

つーわけでエントーシスに関しての補足説明でした。
今回の戦争ではカラドリウスの領土も近隣の味方領土もエントーシスでばりばり焼かれまくったので、かなりエントーシス戦の経験を積んだと思います。
お陰様でエントーシス戦の醍醐味が分かっ……分か……やっぱこれ面倒だわ。

次回:マーケットの改訂について
マーケットシステムに小さいけれど大きな変更がありましたので解説します。
それはそれとして私のブログシリーズとは別口で戦争の振り返りインタビュー記事を出す予定です。

この記事を書いたSuzume Laurantは羊社 Electric Sheep Machinery に所属してます。
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