対象:eve onlineを始めようか迷っている人・初心者・null未経験者
効能:eve onlineを始めたくなる。nullCorpに入社したくなる。※効果には個人差があります
使 用 上 の 注 意 : ソ ー シ ャ ル デ ィ ス タ ン ス 。
いつか Suzume Laurant はワサビを克服するかも知れない。そう考えるとケツイがみなぎってきた。
インタビュー記事で燃え尽きてブログ更新をちょっとサボってしまいました。
新型コロナウィルスが蔓延する中、皆様いかがお過ごしでしょうか。
巣ごもり特需の一環とでも言いましょうか、eveは最大同接が目に見えて増えております。
ずっと3万アカウント程度だったところ、最近は3.8万くらいの数字を割と当たり前に見るという。
この数字が今後どうなっていくのかは分かりませんが、人が減ればそれだけゲームの寿命が近づくわけなので増えるのは良いことですね。
ちなみにeveは多アカの方が当たり前なので、この同接数を純粋に他のゲームと比べるのは難しいです。
eveの宇宙は広いように見えて割と世間が狭かったりするんですよ。インタビュー記事にもありましたが、勢力のトップ同士が普通に知り合いだったり。
あとテレワークのお陰でeveをやりやすくなった人も居たりするみたいですね。身内の観測結果ですが。
まあ逆に社会情勢のせいでプロジェクトが炎上してeveどころじゃない人も居るようですが。
ゲーム内の最近の動きはと言いますと、なんかデイリーログインボーナスが恒常化されたこととかでしょうか。BPCとか、ちょっとしたスキンとかがランダムで手に入るようです。んでログインを積み重ねればスキルポイントも入ると。
まああんまり美味しくはないですが、どうせなら取っておくかみたいな気持ちにはなりますねこれ。
それとは別の特設デイリーログボも今はやってます。
こっちはスキルポイントが結構多めに貰えたり、特殊な船が貰えたりと、だいたいいつものと同程度の美味しさって感じ。
他に最近のニュースと言えば、以前このブログでも紹介したeve公式アプリでPLEXが売買可能になったこととか。
ただし売買が可能なのはジタ4-4のマーケットのみです。
PLEXって税金が安いプレイヤー所有のストラクチャで売買されるのが主流だったんですが、アプリパワーでジタでの売り注文が増えたりするんでしょうか。
ジタ4-4と言えば、ここの改修がなんか一気に大規模なものに発展してました。
なんでも運営さんはジタ4-4の出口を二つにして、ランダムでどっちかから出る感じにするのだそうです。
(プレイヤー所有のストラクチャは一部を除いて既にそんな感じなんですが、NPC所有のステーションは基本的に出口が一つ)
運営さんは『今はKAMIKAZEが簡単すぎる』ということを問題視しているとかで、出待ちがしにくいようジタ4-4の出口を増やすのだそうです。合わせて、輸送艦の機動力が増してワープインで逃げるのが速くなるアプデをするとか言う話も。
正直、どの程度KAMIKAZEを減らす効果があるかは割と疑問ですが……ちょっとは減るのかな。
初心者及びHi-Secの皆さんをnullへ誘う初心者シリーズ記事の目次はこちらから。シリーズまとめ読みはこちらをどうぞ。
既に結構前のアプデになってしまったのですが、今回はマーケットシステムの改修についての話をしましょう。
0.01ISK戦争の終焉
eveのマーケットシステムは、こんな風に売り注文と買い注文が積み上がっていくものです。
0.01ISKでも安い値段を付けた者が売り、高い値段を付けた者が買う鉄火場。
既存の注文は5分に一度だけ操作可能なのですが。それによって売り注文を一番安く、買い注文を一番高くし続けて売り買いの注文を通すというのが定石……でした。
このシステムによって何が起こったかと言いますと、とにかく長時間張り付いた者だけが注文を通せる廃人礼賛マーケットです。5分に一回注文をチェックして、自分の注文が最前列になかったら0.01ISK単位の値上げ・値下げを行い最安値の売り・最高値の買いにする。値段は0.01ISK単位で動くので実質同じ値段だけれど、そんな中で頻繁に注文を動かさないとなかなか注文は通らない。
いや、私も割とそれをやって他のプレイヤーを出し抜いてたので個人的な恨みでシステムの文句を言ってるわけじゃないんですが、システムとして不健全だというのは分かります。
ところが。新システムによって、値段に0以外の数字を設定できるのは上から4桁までになりました。
つまりたとえば、最安5,000,000ISKで売ってるアイテムがあったとして「よし、俺はせっかくだから4,999,999ISKで売り注文を出して最安値を掻っ攫うぜ!」ということはできなくなりました。
上から4桁なので4,999,000ISKにしかできません。セコいまね禁止です。
まあ1,000ISKの差くらいなら大したことないですが、これがもし1,000,000,000ISKのアイテムだったら?
注文と注文の差額は少なくとも1,000,000ISKになるわけで、誰かが最安値狙いで注文を入れる度に、結構な勢いで値段が下がっていくことになります。
売りたい人が多ければちゃんと値段が下がり、買いたい人が多ければちゃんと値段が上がるように。そういう狙いの修正ですね。
手数料の増額
それでも結局張り付いて注文をいじりまくるのがいいんじゃないか?
そんなオレンジジュースに角砂糖入れるくらい甘い考えを粉砕するのがこの改訂。
注文をいじる度に奪われるようになったマーケット手数料です。
プレイヤーはマーケットに注文を出すとき、手数料を奪われます。
これはあくまで注文の発生に対して掛かるものなので、結果的にキャンセルされようが戻っては来ません。
ただこれはあくまで注文の金額に対して掛かるものなので、値下げの時は100ISKというsuzumeの涙な金額。値上げした場合も『差額分×割合』だけでした。今までは。
新システムでは、これまでの手数料に追加して、更に『注文の金額×割合』の手数料が値段変更の度に徴収されるシステムになりました。
売り注文の値下げはこれまで金銭的コストがほぼ皆無だったのですが、マーケットシステムの改訂により、割と洒落にならない金額の手数料が注文をいじる度に徴収されるようになったのです。
これによって、マーケットに張り付き続けて5分に一度値段をいじり続け注文を通すというこれまでの必勝法はほぼ封じられたと言ってもいいでしょう。
そんなことをしたら永遠無限にシステムに金を吸われ続けてしまいます。
値段の付け方の変更と相まって、注文をいじりまくる必勝法はほぼ封じられたと言っても良いでしょう。適切と思われる値段を付けて放置する、という健全なマーケット対策が必要になります。
なお、この注文変更の時に掛ける手数料は Advanced Broker Relations のスキルによって低減でき、新規に注文を出した場合の20%が注文変更手数料の最低値となっています。
このスキル、元は信用取引(Margin Trading) という名称で、『買い注文を出すときに代金全額をシステムに預ける必要が無くなり、買取成立時に支払うことになる』という今ひとつ使い道が難しく存在意義が微妙なスキルだったのですが、今回のアプデに合わせてスキル名称と効果が変更され一気に必須スキルになりました。
日本語クライアントだと名称も効果説明文も修正されていないので新規に始める方はご注意を。
ミカジメ集金能力向上
なら手数料が安いプレイヤー所有のストラクチャから注文を出せばいいじゃないか、いっそ自分がマーケット用のストラクチャを置けば手数料を自分で回収できるし……と思ったそこのあなた。
残念ながら今回の改訂で、プレイヤー所有のストラクチャでも最低手数料額は注文の1%に引き上げられ(元は0%も可能だった)、さらに手数料の半額はストラクチャ所有者の懐に入らずシステムの闇に消えるようになりました。
まあそれでも3.5%も手数料取られるNPCステーションよりは安いんですが。
要するに何をどうしようがシステムに食われる金が出てくるようになったわけです。
まとめ
要はこの改訂でどうなったかというと、需給に応じた値段の変動が起こりやすくなり、マーケットへの長時間の張り付きが大正義ではなくなり、マーケットに関わる者から抜かれる金が増えたということです。
このシステム改訂、マーケット周りを健全化しようという意識も感じますがそれだけではなく、やっぱりゲーム全体で増えすぎたISKをどうにかするための施策の一環でしょう。
差額が大きい物品とか、取引量が多く値段が割と変動するPLEXを売り買いして、マーケットだけで生計を立てているプレイヤーは結構居ます。そういう皆さんからガッツリ金を徴収してISKを減らすわけですね。
と言うわけでマーケット話でした。
私も船を作っては売っているので、マーケットが搾られるのは残念なのですが……しょうがないよネ。
余談ではありますが、ちょっと前にスーパーキャリアの性能が弱体化されまして、対キャピタル以外ではダメージが通りにくくなりました。
スーパーキャリアは多分ラッティングで最高効率の稼ぎをたたき出せる船……だったんですが、いえ現状でもそれは変わってないんですが、その効率は結構落ちたわけです。
これもISKの生産量を減らす取り組みですかね。実際そのせいでISKの価値が上昇してるのか何なのか、宇宙の景気指標でもあるPLEXがデフレしてます。これらの施策が焼け石に水なのか、ちゃんと効果が出ているのかは、もうちょっと長期的に見ていかないと分からない気がしますけどね。
次回予告をやったところでイギリスの天気予報くらいの信用しかないのでは意味が無いと思いましたので、毎回次回予告やるのはもうやめようと思います。
ただ、それはそれとして次回は北部戦争の個人的振り返りを忘れないうちにやっとこうと思います。
この記事を書いたSuzume Laurantは羊社 Electric Sheep Machinery に所属してます。
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