ESPM記事 Suzumeのnullへの誘い

電気羊Suzume Laurantの完璧に幸福なnull生活 #23

対象:eve onlineを始めようか迷っている人・初心者・null未経験者
効能:eve onlineを始めたくなる。nullCorpに入社したくなる。※効果には個人差があります
使用上の注意:煮ても焼いても食べられません。

やっはろー。いつものPI領域にインカージョンが来てしまって大ピンチだったSuzume Laurantです。

このところカラドリウス領とその周辺ではほぼ4連続でインカージョンが起こっていて、何かの呪いじゃないかという気がしてきます。
ちなみにインカージョン中はどうしていたかというと、P1品生産キャラは輸送を行わず、ゲートキャンプしてるNPCに捕まる前にワープ可能なシャトルや、NPCに狙われない剥き身のカプセルで飛行し、P1品の打ち上げだけやってました。
その間P1をP4に組み立てるキャラは備蓄P1でしのげました。システム間の輸送とかやらなければ敵に会わずに済みますからね、同システム内での作業には問題なし。

シャトルは実際凄い。ゲーム始めたばっかりの頃は有用性に気が付きませんでしたが、小さいから被ロックオンまでの時間が長く、ワープインまでの時間もワープ速度も速く、何よりものすごく安い!
バブルに引っかかるとほぼ殺されるので敵地での移動には向きませんが、ハイセクや領土内移動なら十分ですね。

初心者及びHi-Secの皆さんをnullへ誘う初心者シリーズ記事の第一弾はこちらから。シリーズまとめ読みはこちらをどうぞ。

今回は四大国家の設定や艦船の特徴についてです。

EVEの世界観 概要

プレイヤーの皆さんは既にご存じでしょうけれど、未プレイの方のために説明しておきますと、eve onlineに登場する船は四大国家ごとにスキルが分かれています。例えば、いくらガレンテ艦載機母艦(Gallente Carrier)のスキルを上げても、アマー帝国の空母であるアーコンに乗ることはできません。
そして各国の艦船にはそれぞれ特徴があります。

さて、その四大国家がどのように今の形になったかと言いますと……

むかしむかし、人類はワームホールを通ってNewEden(eveの世界)なる宇宙へ移民しました。
しかしある時、大型輸送艦を通しすぎたのか寿命だったのか、地球とNewEdenを結ぶワームホールは閉じてしまいました。
さあ大変。まだNewEdenの植民地は自力で生きていける段階ではなかったのです。

これによって、ほとんどの植民地は滅亡しました。
しかし、自給自足可能な惑星に植民していた一部の人類は、石器時代から文明をやり直して再び宇宙進出可能なまでにシヴィライゼーションしました。
その中でも特に発展が早かった国家は、周囲の惑星で生き延びた人々を吸収しつつ大国となっていきました。

さあ宇宙に乗り出してドンパチやって船を沈めよう。

アナタハカミヲシンジマスカ? アマー帝国

New Eden最大の国家。宗教国家であり、奴隷制があり、外交方針は高慢ちき。
皇家はなんかいろいろややこしい政治劇場になっているらしい。
拡張主義的で、宇宙進出期にはとにかくあちこち出掛けていっては劣った文明を発見・併呑して奴隷化していった。

かつて技術水準で劣っていたミンマター人を征服し奴隷にするという、現実の歴史でもアフリカで起こったようななんかをやらかしている。
その後、アマーが別の戦争で酷い目に遭ったのに乗じてミンマター人は独立戦争を仕掛け独立しているのだが、未だに奴隷として使役されているミンマター人も多い。

艦船の外見について述べるなら、宗教的な荘厳さを持つ金や白のデザインが多い。また、アマーはやたらとレーザーが好き。レーザーは攻撃属性が制限されるのが厳しく、あんまり金策向きではない。そして弾丸無しでも一応戦える代わり、キャパシタ管理に泣かされる。
防御はとにかくアーマー(シャレではない)
キャピタル艦はまあだいたいアーマータンクにするのが普通だけど、サブキャピタルはアーマー艦(スロット数の関係でアーマー防御にしやすい・またはアーマーにボーナスが付く)とシールド艦(逆)に大別される。アマーはアーマーの国であり、そのため足はちょっと遅い……

アマーのFAX(回復キャピタル艦)であるたけのこ……もといアポストルはアーマー回復にボーナスがあり、FAX出してまで回復するのはだいたいキャピタル(つまりだいたいアーマータンク)なので基本これという扱いである。

社畜達の挽歌 カルダリ連合

企業連合体国家。それ単体で国家レベルに巨大な暗黒メガコーポの合議によって統治され、人々はその一員として会社の運命共同体・エコノミックアニマルになる。多分この世界で『カロウシ』はカルダリの言葉。
あなたが社会の歯車になれるならカルダリではそれなりに快適に生活できるはずだ。
ちなみに企業の国なのでサブカルめいたものも含め娯楽産業はかなり発展しているらしい。
人種はアジア系中心の模様。どこの日本だ。

カルダリはガレンテと同じ太陽系の別惑星で生き延びた人類同士である。一時期カルダリはガレンテ連邦に加盟していた。
だが宇宙植民を進める中で、カルダリが連邦に黙って植民してた惑星があることがバレて戦争状態に(と言うとカルダリが一方的に悪いみたいだが、内政干渉的なガレンテの言行に常々不満が募っていたようだ)。
カルダリは母星を捨てて植民地へ脱出することになる。

その後、血みどろの戦争は徐々に小康状態へ向かい、アマー帝国との接触によって一気に和平へ向かう。漁夫の利を貪られるよりも、手を結んでアマーに対抗しうるようにと考えたのである。『合従連衡』の故事そのまんまですな。
ちなみにカルダリはこの戦争の中でジョビ帝国からカプセラ技術を提供され、宇宙で初めてのカプセラを生み出す。(なお最初の被験者だった軍人は、自分の体のように艦を動かすという未知の体験の後、体と精神が切り離され自らの肉体を一生動かすことができなくなったままサナトリウムに収容されるという世にも奇妙なストーリーめいた陰惨な結末を迎えた)

メカメカしい外見の艦が多いミサイルの国。そのデザインは「機能性を重視したらこうなりました」という雰囲気である。
ミサイルはPvP/PvE問わず強力な攻撃手段。タレットと違って自分がどんな速度でどんな方向に動いていようが問題無く使えるのが嬉しい。だがたまにハイブリッドタレットにボーナスが付く艦もある。
防御は基本シールド。

余談だがNew Eden最大の商都ジタはカルダリに属する。むべなるかな。

人民の人民によるなんか ガレンテ連邦

四大国家で唯一の議会制民主主義国家。
人権、思想と表現の自由を掲げ、市民レベルの活発な政治活動が行われている。
と言うとリベラリックな雰囲気に聞こえるが、戦時中には市民の声と投票によって極右政権(しかも政・軍の有用な人材を遠ざけYESマンで固めた無能)が誕生していたりするので、まあ民主主義ってそんなもんだよね感もある。
基本的に個人主義の国であり、案外社会的弱者には冷たいという話も。貧困者救済のNGOとかもかなり居そうだけど。
全体的にアメリカっぽい気がする。

海洋生物がモデルにされているという噂の、流線型の独特なデザインの艦が多い。SF的と言えるのだろうか……? だが緑を多用するセンスはちょっとどうかと思う(個人の感想です)

悲惨なガレンテ・カルダリ戦争の中で、カルダリの1人乗り戦闘機に対抗してドローン戦術を編み出した。(このドローンにさらに対抗してカルダリが宇宙フリゲートを最初に生みだしたらしい)
ドローンは半放置でのラッティングに便利なので、PvEならまずこれを取れという状態。ガレンテにはドローンのHPやダメージを大幅に強化できる艦がわさわさ存在する。

ドローンの影に隠れがちだが、ハイブリッドタレットも強い。これは多少の電力を消費して実体弾を撃ち出す兵器……いわゆるレールガンである。相手と自分の相対速度によって命中率が変わったりするのでちょっと難しいが威力は高い。

防御はアーマーが基本……のはずだがシールド防御にすることも多いような気がする。

空母(タナトスとニクス)はスキルレベルに応じて艦載機のHPが上がるボーナス効果を持ち、ラッティングにも戦闘にももってこいの決定版と言うべき性能。戦闘機はクソ高いので消耗を抑えられるのはかなり嬉しい。
ドローンの国の面目躍如である。

サバンナでも同じ事言えんの? ミンマター共和国

ニグロイド的な容姿の人々が住む部族社会の国。
かつてアマーによって征服され奴隷にされてしまうが、アマーがジョビにケンカ売って酷い目に遭った隙に蜂起、独立する。
(※ジョビ:チート国家。設定上存在するが、ジョビの船に乗ることはできない。New Edenの文明が一旦崩壊する前の技術を受け継いでいるという噂もある謎めいた国だが表立って動くことは少ない。宇宙警察CONCORDはここから技術提供を受けているのでエグイ強さを持つという設定)

刺青によって自らの地位や経歴を体に刻む風習がある。キャラメイクで刺青を付けられる。アマーの征服後、徹底した文化抹消を受け、その技術や刺青の意味に関しては失伝した部分も大きいらしい。

その艦の外見は『開発率80%』の一言で表現できる。
あるいは軽トラの荷台に大砲積んだゲリラ兵器とか。たぶんデザインコンセプトはそういうやつ。
「要は飛んで撃てれば細けぇ事ぁいいんだよ」と言わんばかりの合理精神を感じ……る……? たまに本気出して妙にカッコイイデザインの艦を出してくる。

メインの武装は一撃が重い代わりに発射ラグがクソ長いプロジェクタイルタレット。ぶっちゃけローテクな大砲そのもの。全く電力を消費しないので、電子戦でキャパシタを吸われ電力を枯渇させられても殴り続けられるのが強み。(人力で装填から発射までやってるの……?)

四大国家で比較すれば同艦種最速は基本的にミンマターなので、速度やワープインまでの時間短縮が必要ならミンマターを選べば間違いない。そしてそれはPvPにおいてかなりのアドバンテージである。常に有用とは限らないけど、サブキャピタル、特に機動力命の小舟は採用率が高い。

防御は基本シールド。機動力を削ぐアーマーはミンマターにはそぐわないという事だろうか。ただ、そもそも速い奴は脆いの法則はミンマターにもしっかり適用されている模様で、基本性能の時点でやや脆い。

まとめ

こういう話のまとめは「気に入った国の船に乗ってみよう」的な話になることが多い気がしますが、どうせ全部必要に応じて乗ることになると思います。
でもまあ特徴を知っておくと「なんでこれに乗ることになったのかなー」みたいな理解が進むと思いますので悪い事じゃないですよ。

次回:CTM
CTAならぬCTM……とは?

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