ESPM記事 Suzumeのnullへの誘い

電気羊SUZUME LAURANTの完璧に幸福なNULL生活 #105

対象:eve onlineを始めようか迷っている人・初心者・null未経験者
効能:eve onlineを始めたくなる。nullCorpに入社したくなる。※効果には個人差があります
使用上の注意:ページを開いた後はすぐにお読みください。

これはSuzume Laurant ですか? はい、カプセラです。

WWB2も終わって、宇宙も一時の平和を取り戻しています。
まあそれは平和と言っても、宇宙を二分するほどの戦いが起こっていないというだけのことで、平和かどうかは諸説ありますが……
eveはPvP,GvGが主軸のゲームですからね。

最近のでっかいニュースと言えば、Legacyが崩壊したことですね。
宇宙を三分していた勢力はいつかもお話ししましたが、Goonを中心とした『Imperium』、TESTを中心とした『Legacy』、PHやFRTが中心で我らカラドリウスも所属している『Pandafam(Panfam&Winter Co.)』だったのですが、Goonとの戦いの中で消耗したり意見の違いが出たりしたようで、戦争が終わるなりLegacyは空中分解。

TEST

Legacyの中心だったTESTはGoonのお隣さんだったのですが、そこから逃げるようにFRTやPHが住んでいる東部宙域、通称『drone region』(ローグドローンがNPCとして出てくるリージョン群なのでこう呼ばれる)まで引っ越してきました。
Legacy内部で何があったのか本当の意味で知り得ているのは当事者以外に居ないことでしょうが、Goonと割と仲が良かったTESTが完全に『東側』になったことだけは確かでしょう。
果たして次の戦争はどこでどのような形で起こるのか。

ちなみに我々カラドリウスやFRTを含むWinter Co.は、戦争が終わったことでPHとフレンドリーリセット(※友好的なスタンディングリセット)を行い、お互いドンパチできる状況になってます。
とは言え、これは敵対関係になったわけではなく遊び相手にするためのアレです。撃ち合ってないと血気盛んな人らは退屈しちゃいますし、腕もなまりますからね。
お互いに疲弊しないよう『建造物は撃たない』『ジャンプゲートは通れるようにしておく』みたいな取り決めがありまして、いざとなれば協力するわけです。

PH
FRT

初心者及びHi-Secの皆さんをnullへ誘う初心者シリーズ記事の目次はこちらから。シリーズまとめ読みはこちらをどうぞ。

今回は、スタッキングペナルティというシステムのことを今更説明する予定だったんですが、近場でビッグバトルがあったのでレポートいたします。

経緯 とある月のこと

我々カラドリウスはここ何年か……少なくとも私がeveを始めてからの三年間は北部宙域のBranchリージョンに居住しています。
ヌル勢力の主な資金源は、何と言っても月資源。カラドリウスは領内に限らず、近場のNPC領有宙域であるVenalリージョンの月もいくらか保有して、これを資金源としております。

さて、以前カラドリがGotGというコアリション(※かつて『Tenal Wars』と呼ばれた北部戦争で崩壊したDEAD Co.の前身勢力です)に属していた頃。
「うちら月が足りなくて苦しいんや。ちょいと融通してぇな」と……そうですね、仮にSさんとしましょう。Sさんに頼まれて、カラドリウスはVenalに保有していた月を採掘基地ごと渡して貸与しました。これは一蓮托生の仲間であるコアリションメンバーのためだったわけです。

しかしSさんは別に月採掘がしたいわけではなく、要は収入が確保されればいいわけです。「せや! この月、レンター(※ヌル勢力の支配領域にショバ代払って入居し、ヌル限定の金策をする人々)に高く貸したろ!」と、我々から借りた月を又貸ししました。

ところがSさんは採掘基地の所有権までレンターに投げてしまったのです。
レンターはコアリションへの忠誠心もヘッタクレも無い、環境が悪くなれば他所へ移ればいいだけの根無し草。(別にそれは悪い事ではありません。彼らは代わりにレンタル料を払っているんですから)
Sさんのレンターは高額資源が採取可能な優良月を、採掘基地ごと、あろうことか近隣で活動する海賊プレイヤー勢力に売り渡してしまったのです。

その後、戦争に次ぐ戦争のドサクサもあり、この月は二年以上の間、我らの手を離れていました。

千載一遇のチャンス:B0SSのタイマー再設定

この月は最初、Pure Blindリージョンを中心に活動してGotG(DEAD Co)領を荒らしていたUnited Federation of Conifersという勢力に売られたのですが、そこからさらに、Venalを拠点とするBrotherhood of Spacers(通称『B0SS』)という勢力に渡りました。

B0SS

B0SSは特定の領土を持たない海賊的プレイヤー勢力で、小から中規模のPvPを指向し、我らの住むBranchやFRTの本拠であるdrone regionsを荒らし回りました。
こういう生き方もeve宇宙においては可能なんです。守るものを持たない身軽な生き方は、領土を持つ我らのような大きなリターンは望めませんが、PvPに集中できるのです。

NPC領とは言えVenalは近所。安全確保のため排除できれば良かったのですが、WWB2の間、Winter Co.は当然ながら南西宙域での作戦行動を積極的に行っており、地元も完全に管理できているわけではありませんでした。
さらにB0SSはEUタイムゾーンの勢力であり、つまり日本時間の昼前くらいが一番人数を集められます。彼らのストラクチャのタイマーはこの時間帯に設定されているため、ストラクチャの排除を行おうとすると、中華系を中心としたWinter Co.ではなかなか戦力が集められません。
さらに悪い事に、DEAD Co.の崩壊後、かつてDEAD Co.の領域だったDekleinリージョンにはV0LTAが住み着いていたのです。

V0LTA。こいつもロゴがイケメンだ。

WE FORM V0LTA。
一応Dekleinを領土として金策に使っていますが、ローセクでもWHスペースでも獲物が居れば出かけていくやばい奴らです。
彼らのタイムゾーンもB0SSに近く、また彼らはB0SSと縁があり、重要なストラクチャの防衛には必ず援軍として駆けつけます。まあV0LTAにしてみれば良いバトルの機会が欲しいだけという説はありますが。
ともあれ、これによって、所属人数の上では圧倒的な差がある戦いでありながら、B0SSとV0LTAはWinter Co.の攻撃を退け続け、Venalに居座り続けていました。
V0LTAとかB0SSは基本、PvPerの集団なので、飛び方も上手かったですし。

しかしWWB2が終わり、Winter Co.も地元に集中できる状況になりました。
Winter Co.は半放置だったVenalの大掃除に着手。B0SSはそれに対応し、ストラクチャのタイマー戦が発生する時間帯を修正し始めました。

大変ざっくり説明しますと、ストラクチャを攻撃可能な時間は設置者が自由に設定できます。(今はシールドだけは好きな時間に攻撃できますが)
B0SSは、よりWinter Co.(と言うか主にFRT)が不利な時間帯に戦闘が発生するよう、タイマーの整理を画策していたようなのですが、このタイマー変更は本来反映までに30日かかります。
しかし一旦ストラクチャを引っこ抜いて挿し直せば、即座にタイマーを変更することができるのです。まあこのやり方を採る場合、ストラクチャを破壊されたり奪われるリスクもあるんですが。

B0SSはタイマー時間を早急に修正するため、一旦ストラクチャを回収して再設置することにしました。
その中には、かつて我々が借りパクされた例の月の採掘基地も含まれていたのです。

係留解除&再係留

B0SSが件の採掘基地を係留解除し始めている。
その情報を受けて私は現地に張り付くことにしました。

ストラクチャの係留解除は『24時間の[係留解除]状態(この時はまだ無敵)』⇒『15分間のタイマー(攻撃・破壊可能)』⇒『係留解除完了。完全に折りたたまれて宇宙に浮いており輸送艦で拾える(奪える)状態』という手順を踏みます。[係留解除]状態は外から見て分かりますので、少なくとも24時間以内にそれが完了することだけは推測できるわけですね。

この係留解除が終わったのは、9/7の日本時間6時前。私は就寝中のFCにdiscordで鬼ピンを飛ばしました。我々の任務は、空き部屋になった月に自分たちの採掘基地を係留し、この月を奪取することです。
が、FCが起きるより先にB0SSは、一旦回収した採掘基地を再係留し始めました。

係留のプロセスは 『15分間のタイマー(攻撃・破壊可能)』 『24時間の係留進行状態(無敵)』⇒ 『15分間のタイマー(攻撃・破壊可能)』 という形になります。まあ、流石に15分以内にストラクチャ破壊可能な戦力を集めて攻撃するのは、早朝じゃ無茶です。最初の15分タイマーはつつがなく終了しました。

我々はこのままじゃ目当ての月を手に入れることができませんので、24時間後のタイマー戦でこのアサノアを破壊することとしました。
係留解除時と違って正確な時間が分かるので、今度はこっちもちゃんと戦力を用意できるわけです。

この戦闘に関しては特に語るべきことはありません。
日本時間早朝(B0SS側にとっては夕方前?)の戦いとなりましたが、B0SSが掻き集めた人員より、リアル出勤前に集まったカラドリウス艦隊の方が多く、B0SSは戦いを断念。
B0SSが置き直したばかりのアサノアは係留完了前に破壊され、逆にカラドリウス側がアサノアを設置したのです。

9/9 JST 6:40 N-5476

めでたしめでたし、ではありません。
こちらがアサノアを設置するときも敵方と同じ事で、翌日の同じ時間に15分の破壊可能時間が設定されタイマー戦となります。これを乗り越えなければ設置完了とはならないのです。
本当なら半日ぐらい放置して、我々日本勢が最も力を発揮できる日本時間夜にアサノアを設置すれば、設置タイマーの戦いでは優位を取れたのですが、そんなに時間を置いたらB0SS側がアサノアを置き直すことは確実。我々は不利を承知で、敵方のアサノアを破壊した直後であるこの時間帯にアサノアを置くしかありませんでした。

明くる日の朝。カラドリウスの出勤前艦隊はギラフリートで出撃。
ギラはドローンで戦う艦ですが、ドローンは攻撃を他艦の判断に委ねることが可能なので、ギラフリートは攻撃操作がほぼ不要です。
そのためアカウントが多い人はギラを何隻か同時に出して頭数を水増ししても操作が追いつくのです。少数勢力である我々が上手いことやってくための知恵ですね。

もはやおなじみ、ガリスタス海賊が生んだ大ベストセラー巡洋艦・ギラ

対するはB0SS……だけではありません。
こいつらは重要な戦いとなれば、前述の通りV0LTAを呼びます。
N-5はV0LTAの住むDekleinに近く、しかも今回の戦闘はV0LTAの活動時間帯。彼らが出てくることは確実でした。

あらためて見ると色々密集してて魔境過ぎる

もちろん我々も単独で、B0SS+V0LTAに勝てるとは思っていません。
Winter Co.に所属している我々は、この時間に活動可能なWinter Co.の艦隊を援軍として呼びました。
ただし後から聞いた話では、Winter内でこの戦い「ぶっちゃけ無理では?」と言われてた模様。
まあWinterはFRT(中華系)メインで、日本時間の朝に活動できるEN勢は少ないですからね……V0LTAが一番元気な時間帯に正面からぶつかるのは厳しいでしょう。

そしてそこで更に絶望的な出来事が。

「なんかgoonのハーピーフリートが来たんだけど……」

B0SSの前線基地を365日欠かさず観測している私がいち早く気が付きました。
宇宙の反対側に住んでいるはずのgoonが30隻を超えるまとまった数のフリートで姿を現したことに。
なんとB0SSはV0LTAだけではなくgoonまで援軍に呼んでいたのです。

群れると非常に厄介な、硬くて強い軽量艦ハーピー。goonはこれを好んで使う。

そしていよいよタイマーの時間が迫り、V0LTAは事前に、DekleinからVenal側に三隻のFAXを移動。これも偵察活動で確認しておりました。

アマー帝国のFAX、アポストル。日本語版では『アポスル』と微妙な誤訳がされている。その外見からタケノコとも言われるが、そのアポストルが守るのはキノコ様ことアマータイタン・アバターだったりするんだよなあ。

FAXは要するに回復キャピタル。
タイタンが殴り合う戦場ですらヒーラー兼肉盾として活躍する憎い奴です(FAXはタイタンに比べたら遥かに脆いですが、こいつらを先に倒さなければタイタンを墜とせず、そしてFAXが撃たれてる間はタイタンが安全に動けるのです)。
その回復能力はサブキャピタルが主体の戦場でも遺憾なく発揮されます。自己回復しつつ周囲の艦を回復する構成のFAXは、サブキャピタルにとっては絶望的なまでに硬く、圧倒的回復力で味方の轟沈を阻止する守護神です。

採掘基地前の決戦

戦闘はWinterのムニン艦隊にgoonのハーピー艦隊が突撃し、機動力を活かした近距離戦で食らいついたところへ、V0LTAやB0SS、Triumvirate.などの混成艦隊が少し距離を取って一斉射撃を掛ける形となりました。
間髪入れず我らカラドリウスのギラフリートも突入。ドローンを展開し、まずはgoonのハーピーを始末して頭数を減らしに掛かります。
ハーピーは硬くて強くてウザイ船ですが、所詮はフリゲート。大火力に晒されれば回復の暇もなく墜ちていきます。
……が、その間にこっちも多少数が削られます。

そしてそこからが大変。
goonはアサルトフリゲート艦であるハーピーで来ましたが、他の敵はムニンとかデイモスとかサクリッジとか、硬さに定評があるヘビーアタッククルーザーばっかりです。しかもそれがFAXに守られているのだから硬い硬い。
こういうときはまずサブキャピタルのヒーラーから仕留めるのがいいんですが、V0LTAはヒーラー艦であるガーディアンを『味方に回復は届くが敵の攻撃は届かない位置』へ上手く隠すように飛ばしていました。これは流石V0LTAという感じです。

判断は即座でした。
事前に準備し、待機していたカラドリウスのDN艦隊に出撃命令が下ります。

アマーDN、レベレーション。硬くて強くてリロード不要なので最も使われるDN。
対して微妙にネタ枠という気もするカルダリDN・フェニックス。

サイノが焚かれ、FAXの自己再生をぶち抜くには十分な、5隻のDNが敵FAX至近距離にドロップされます!
レベレーションのデュアルギガパルスレーザー砲と、フェニックスの超大型トルピードが敵FAXの装甲を貫いて焼き尽くし、宇宙の藻屑に変えました。

左側の五隻が味方DN。真ん中で撃たれてるののと右下の二隻が敵FAX。右下手前は映り込んだInty。

最初からDN突っ込めばいいじゃん、とは言うなかれ。
DNは火力こそ高いが小回りが利かず、サブキャピタルに捕まってしまえば嬲り殺しにされるだけ。これは『今FAXを墜とせば後はサブキャピタルで殴り勝てるし、そうして場を制圧すれば仮に相手がDNをカウンタードロップしてきても逆に食える』という判断を下せたからこそDNを投下できたのです。
(※ちなみにカラドリウスはカウンターへのカウンターが打てるよう、更なるDNを後方に控えさせてもいました)
我々のDNはFAX撃沈後、特に攻撃を食らうことも無くジャンプアウトして離脱しました。

きたねえ花火? いや、結構綺麗だ。

生命線である3隻のFAXを撃沈されたV0LTAは即座に撤退を決断!
天狗もビンタを躊躇うほどの判断の速さです。流石。
こいつらの回復力で戦線を維持していたわけなので、FAXが落とされたらそれ以上足掻いても傷口が広がるだけだという話です。
なんだかんだでFAX以外の回復役も排除が済んでましたからね。

バトルレポートはこちら
味方の損害は7B、敵方の損害は28.5Bでした。
バトルレポートに出てくるのはキルに絡んだ船だけなので微妙に少なく感じますが、ローカル最大300越えの、それなりに大きな戦いでした。

かくしてアサノアは設置完了。我々はかつて失った月を取り戻しました。

しかしそれ以上に良かったのは、ギリギリの戦いに勝利した経験と達成感。そして不利な時間帯に、味方にも「無理だ」と言われた戦いを成功させたことによって、敵方の心胆を寒からしめたことこそが大きな財産になるのではないかと思います。

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