獣姦を細かくカテゴライズして状況を本部に無線で説明する新米捜査官「豚姦(とんかん)どうぞー」
こんにちわー。ESPM社のちょう新米社員、クレメンタインです。
いつか大規模なPVP、宇宙戦争に参加してみたい、そんな気持ちでESPM社に入ったばかりのEVE ONLINE初心者です。
初心者目線から「なんでヌルセクの会社を選んだのか」「初心者がヌルセクの会社に入っても大丈夫なの?」的な話を追体験していただこうという趣旨のblogです。
念を押しますがクレメンタインはブスネカマです。「なるほどですね」ってうなずかれたらいちいち「なるほどですか?」とか「なるほどですぞ~」って必ず返しています。
こないだジャンプゲートのこと書いたじゃないですか。ホントごめん、アタシってばホントに大バカ。うっかり一番肝心なすっげえゲート紹介するの忘れてたわ。
ゲームキャラ作って最初にやるチュートリアルミッションのラストステージ・ドリフターズハイブへのゲート。
ドリフターズ、宇宙の深淵から来た正体不明の勢力。でも、どこか懐かしい、生まれ故郷に感じるなにかが……。つかコレ露骨すぎる形じゃね?
実録・北部戦争
さて。【羊社】が三次団体として参加しているコアリション〈GOTG〉の戦争は終わってしまいました。敵である『TEST』も『GSF』南部の戦争へとターンして退却。〈GOTG〉と『NC.』と『PL』による統一北部連合の勝利。ばんじゃーい!
『NC.』と『PL』は南部へ追撃しているようですが〈GOTG〉には平和が訪れました。その辺の詳細情報は、また追って外交関係に明るいかたがこのblogで記事を書いてくれることでしょう。アタシも楽しみにしていまーす。
しかしアタシの身辺に不穏な出来事が……。
順を追ってお話しするとこうです。
少し前に書いたblogの記事で仁義なき戦いになぞらえてヌルセク戦争の経緯を説明したんですが、その後しばらくした8月25日、匿名の通信によりアタシのもとに怪文書が送られてきました。
いや、怪文書というか怪画像か……?
怪しみながらもウィルススキャン諸々のチェックを経て開かれたそれは「GOTG会 組織図」「統一北部連合 各参加組織略図」(ともに原文ママ)と題された画像ファイルでした。まずごらんになってください。
うおお、なんじゃこのマジもんの実話誌の誌面感わ! 並べるとすごいツラ構えが揃ってるように見えてなんか圧があるんですけど!
ひええー、これじゃまるで『カラドリウスアライアンス』が反社会組織の一味みたいじゃないですか!
ちがいます! これは誰かの実話誌脳によって変換された組織図であって、実際はアライアンスディレクターとかもこんな「組長」とか「若頭」とか不穏な肩書ではありません!
確かに〈GOTG〉の各組織の幹部やらこの図に顔と名前が出ている『カラドリウス』のメンバーは〈GOTG〉の運営に携わっている人です。コアリションの雑事モロモロにボランティアしている人で、別の言い方で例えるならゲーム内イベントの幹事さん。頭が下がる、という意味でえらい人たちであって、こんな、こんなヤク…極ど…、えーと、侠客(ポリティカルコレクトネス的にあってる?)のように表現するべきではない!(←表現してたやつ)
しかしそういう内部の人間でなければ知りえない情報が入っている、ということは、クレメンタインにコレをリークすることで何か情報をコントロールしようという陰謀か、イタズラか……。
はたまた「クレメンタインよ、ニューエデンの飯干晃一になれ」というメッセージなんでしょうか……?
ちょっとマジな話すると、羊社はもちろん羊社が参加する『カラドリウスアライアンス』もですね、まず縦社会でも独裁でもプラミッドでもないです。
だいたいアタシが入社したときの質問で、他のゲームの経験から「ゲームインしたらチャットで挨拶とかしたほうがいいですよね?」ってアライアンスのボスに訊いたとき、言われたのが「別にしなくていいよ。っていうかログ流れるし会話してたときリズム悪くなるから『挨拶不要』って言ってたんだけど、なんかみんなしちゃうんだよね。したければすればいいんじゃない」って言われたくらい。
こういうこと一つとっても合理的な考えで、クレメンタインが最初ににらんだ通り大人めな集まりです。あ、なんか「大人め」って女のファッション誌で若さを失った人向けの前向きフォローフレーズみたいでヤダな……。
えーと、それで私が羊社に入社してからの4か月のあいだに、実は『カラドリウスアライアンス』には新たに2社が参加しています。ネカマの仲間が増えた!
ヌルセク北部の広い領土にはまだまだ余裕があるので、新規でコープごとメンバー参入を受け入れているんですね。
もし検討したい、あるいはコープごとカラドリウスに入るとどういう感じなのか、なんて話を聞いてみたいというみなさまは、dangoチャンネルでDexsar氏を呼び出すか、アライアンスの説明に書かれているDiplomatメンバー、そのほかアライアンスメンバーに個人チャットで「ちょっと話したいんですけど」とかなんとか言えば、そのうちDexsar氏からコンタクトがある、という運びになってます。
Dexsar氏=アライアンスのボスが言うには「アライアンスそのもののコープ間の垣根は低いし、日常的にツールやチャットで交流しているから、アライアンスに入ればコープは別でも仲間としての連携は十分取れるし、もともとの仲間をバラバラにさせたりしたくないからコープごとの参入はむしろ歓迎するよ」とのこと。
これは実際そうだなって思います。
そんで、ある日「実は今日から新しくカラドリウスに参加するコープがくるよ」って言われて「へー」って思ったとき。確かCTAで艦隊行動中で領土を留守していたタイミングだったと思うんだけど、
「やっとついたー」「よろしくお願いしまーす」
ってその新しいコープの人たちが領土にやってきて、「おお」と会社名など確認してたら、その会社の社長がチャットで、
「今日からお世話になります」
って挨拶して、それにすぐさまアライアンスのボスが、
「ちがうぞ! お世話なんかしない。今日から一緒に戦う仲間だ」
って返したのが印象的でしたね!
上の画像の件に話をもどしますが、まあこの例え、結局好みかわかりやすさの問題に集約されるんですけど、真面目にこういうものの本質について考えるのも面白いですね。こういう例えは実際の社会の事象をゲーム内から見直してカリカチュアされた視点も提示しているようにも思えませんか。
というのは、SF小説をいろいろ読んでいる人や、「エイリアン」って映画のシリーズ見たことある人はピンとくると思うんですけど、あの映画って「国家」というものが出てこなくて「会社」しかないんですね。あの世界での会社って国家そのものみたいです。
そういう文脈でいうと、ヌルセクという深宇宙の縁(エッジ)で自ら秩序を作って領土を運営する会社の連合体であるアライアンスやその上のコアリションのようなヌル勢力は国家ともいえます。
しかしながらこの勢力は離合集散し、まさに「仁義なき戦い」の世界です。中世、戦国時代。
また例え話で恐縮ですが、昔の大河ドラマ「独眼竜正宗」の第一話、ちょっとキャスト見ていただきたいんですけど、北大路欣也(広島死闘編)の家に岩下志麻(極妻)が嫁ぐ場面から始まり、金子信雄(仁義なき戦い)が「おーう、よく来られた! これがワシの舎弟じゃ」って八名信夫を紹介するって、完全に東映実録路線のヤクザ役ばっかり。これってつまり戦国時代の大名家の本質をアウトロー集団と同じと喝破してるんですね。労働者に寄生する武装勢力、縄張り争い、ブロック化、ピラミッド型組織への変遷、跡目争い……。
自力救済が当たり前の中世・戦国時代の大名勢力はともかく、国家とアウトロー集団は、何が違うのか。
アウトロー集団は国家の法の埒外にあり、国家と対立する。
しかしその集団にも内外に向けた武力と掟による秩序があり、それは国家の本質をむき出しにしただけとも言える。内に向けた武力は警察、外に向けた武力は軍隊、掟は司法。国家が引いた国境線とアウトロー集団が引いた縄張りに何の違いがあるのか。神は国境線を引くか?(法哲学の問題)
つまり、国家は、国家そのものがアウトロー集団の延長線上にあると同一視するからこそ、国家内国家として存在するそういった集団を嫌うわけです。
ジョン・フォレイン著 福田靖訳 三田出版会 (1996/04)
荘園管理人にすぎなかった武士階級がついに統一政府を作ってしまった日本。一方でローマから続く長く重い歴史のバックボーンから民衆の持つ公権力への不信感の強さのために荘園管理人はマフィアにとどまり続けたイタリア。歴史からそれぞれが道を違えた理由、日本の武士とアウトロー集団の共通点を探せば、これらの話を裏付けることでしょう。アウトロー集団が中心になって作った国家といえば中国、ソビエト連邦、あるいは共和政フランス、はて? いやいや、それ以前に王政は全部そうでは?
EVEには寄生される農村も労働者もプレイヤーが担当してないし、単にコンコードの秩序外で自治しているという点でアウトロー集団のようになぞらえますが、いちから国を作るって遊びに参加していると思うと面白いですね!
あー、またネカマキャラ忘れてた。ごめん、次またがんばるわ!
この記事を書いたクレメンタインは羊社 Electric Sheep Machinery に所属してます。
公開CH:羊への入り方
簡単に言うとJPCHと入り方は同じです。
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